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【歌詞】タイトル:未定


ずっと部屋にこもってた休日

気づけば窓の外は暗く

罪悪感を紛らわそうと

目的もなく扉を開けた


向かいのマンションの外廊下

電気が全部消えていて

見慣れない暗さに少し

足元が浮くような感覚


伸ばした手はしっかり手すりを掴んで

見下ろした先には冷たいアスファルト

怖いのに目を離せない自分が怖くて

振り切るように見上げた空には

いつもより月が明るくただそこにあった


太陽が沈む少し前

夕焼けを映した川を

橋の上から覗いた時

早く帰らなきゃと思った


半刻もすれば川は夜を

美しく映し出すでしょう

艶やかに誘われる前に

私の灯りを見つけなきゃ


橋の袂  夕日に照らされた蜘蛛の巣に

かかるのは弱った者とは限らない

同じに見える日々もゆっくりと姿を変え

一瞬で私を飲み込める

だから弱くてもいい  消えない灯りを


いつも見上げればそこにあるとは限らない

そんな灯りじゃなくて

弱くてもいい  消えない灯りを

私の中に灯さなきゃ


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