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【歌詞】タイトル:未定


カーテン越しの窓に

頭をあずけてると

思ったよりトラックが

走る音の多さに気づいた


静かな夜に

感傷に浸る私を

甘えるなって

叱ってるみたい


わかってるんだ

私の小さな悩みなんて

夜明けまで向き合う意味ないこと

答えは決まってる

でも踏み出せない弱さを

私が認める時間


夏ももう終わり

夜明けの時間は

始発を告げる

踏切と同時になっていた


昨日の夕暮れ

ひとり鳴いてたあの蝉は

今日はどうか

ひとりじゃないように


いい迷惑だ

私とあの蝉を重ねちゃって

蝉の方がよっぽど時の重さ

知って生きている

こんな無駄な時を使って

私は私の背中を押す


私も私の時間の無駄遣いが嫌い

でも  心ゆくまでウジウジして

そんな自分に面倒臭くなった時の

開き直ったように

「大丈夫!」って私の手を引く私は好き


わかってるんだ

私の小さな悩みなんて

夜明けまで向き合う意味ないこと

答えは決まってる

でも踏み出せない弱さを

私が認める時間


夏の終わりを告げる踏切の音


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