旅に出る気力
旅に出る気力が無くなってきている。
少し前に書いた、歳と旅のスタイルに関する話や、旅の本を読んだ話の件にも通じるのだけれど、そもそも旅自体にあまり魅力を感じてこなくなってしまった、ようにも思える。
こういうのも慣れの問題なのだろうか。しばらく遠出することがなかったので、自分の心が旅を求めていないように思える。
いや、旅に出たいという思いはあるのだけれど、気力がそれについていかない感じもする。平日がいろいろと忙しすぎて、土日、旅に出たい欲求よりも家で休みたいと思ってしまう。その割には、晴れていれば自転車に乗って出かけたりと、身体は動かさないと気持ち悪くて仕方がないのだけれど。
いずれにしても、今の自分には旅に出る欲求があまり無い状態なので、こういうときは無理に出かけなくても良いのだろう。気力があって、旅に出たいと思えればその時は自然に動けるように思える。
でも、このまま旅に出たいと思わなくなっていくような、そんな気もしている。年齢や環境によって自分が変わったのであれば、それは仕方のないことのようにも思えるけれど、今の自分から考えると、それは死んでいるのと同義のようにも思える。それが怖い。
動ける時間には限りがある。体力的にもどんどん衰えていく一方だけど、まだそんな泣き言を重ねるには早すぎるはず。今はまだ若いうちなのだから、今動かないと。
病気や怪我で、やりたくてもできなくなってからでは遅い、ということは、何年も前に入院したときに痛感したはず。
だから、やっぱりなんとかして自分の心を立て直さないと。
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