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武井壮さんのスポーツ論(ビジネス論)が最高#12

武井壮さん、アウトデラックスに出た時からテレビで拝見していましたが、つい最近まで普通のタレントさんだと思っていました。

それが、武井さんの発言などに興味を持つようになったきっかけは、彼が(私の趣味でもある)ビリヤードのプロを目指しているということを知ってからです。

ビリヤード(マイナースポーツ)は食えない

そして、この動画を拝見して衝撃が走りました。

(15分辺り)
人や物の価値というのは、それを"求める人の数"で決まる。

(17分辺り)
陸上競技は誰でもしっているスポーツ。
わかりやすく25種目あるとすると男女で50。
日本選手権で、各種目に50人ずつ出場すると2,500人。
国立競技場が埋まる人数は5万人。
それを2,500人で割ると一人当たりたったの20人
日本トップの選手でもその人数さえ集めることができない世界。

//www.youtube.com/embed/ol3HeIACFy0

皆が知っているのにプレイヤーや観客が少ないビリヤード業界においても全く同じ状況です。狂うほどハマる人はたくさんいるのに、食っていけないからプロを辞めて諦めている。
そんな人たちをたくさん見てきました。

ビリヤードをやったことがある方はわかるかもしれませんが、白い球を真っ直ぐ転がすだけでも難しい競技です。それができるようになるだけでも、とても時間がかかります。
なので、トップの人たちは一日何時間も練習するわけです。アマチュアでさえ少なくても週に2回は練習しないとそのレベルは維持できません。

それでも、一般の人は世界チャンピオン、日本チャンピオンの名前さえわかりません。
なぜなら、誰もそれを"求めていない"からです。

楽しいからやる。それはそれでいいのかもしれませんが、その結果仕事として成り立つのか、成り立たせるようにすればどうすればいいのか、そこまで考えてあげるのが武井さんのおっしゃる「大人なの育て方」なのだと思います。

動画でも「世界で一番高品質な物でも誰も使っていなければ価値はない」という言葉がありますが、ビジネスの世界でも全く同じ理論ですね。

ビリヤードに関してはこちらの記事でも書きました。
ビリヤードを15年続けて見えてきたマイナースポーツの限界点3つ

"価値とはクオリティではなく、それを求める人の数である"

本当に好きなことだけを追求したいのなら、金持ちになったり有名にならなくてもいいという覚悟が必要ともいえるかもしれません。

自分勝手な独りよがりにならないように、この言葉は何をする上でも忘れないようにしていこうと思います。

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