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ナカジマジック不発と虎のトラウマ

#47

オリックスは打線を固定しないで
135通りの打順でシーズンを戦った。
調子が上がらない杉本を1番に起用するなど、
選手の状態を見ながら柔軟に選手を使い、
育成も含めて誰にでもチャンスがある。
中嶋監督からのメッセージだ。
この起用は選手の理解がなければ成立しない。
データや相性を考えて毎試合打順を変えて
4番は4人目に打つ打者にすぎないのか?
選手を固定しないのは今の野球の流れである。
「4番がコロコロと代わっていてはアカン。
強い打線にはならんで。みんなが認める
4番がいるチームが強いんや」
岡田監督の持論であり野球観だ。
相性やデータを重視する中嶋監督と、
レギュラーを固定して役割を求める岡田監督。
似たようなチームカラーであるが、
似て非なる野球観の戦いだ。
岡田野球はアラフィフ世代と融和性があり、
昭和の野球を見ているようで安心感がある。
虎党目線でオリックスの日本シリーズの
「もし」「たら」「れば」を振り返ると、
中川、宗、森、頓宮の並びはイヤだったし、
西野、福田あたりが常時出場していれば
ラッキーボーイになっていたかもしれない。
頓宮と杉本が万全の状態でフル出場し、
若月と森がスタメンに並んでいたら。
ストレートに合っていた虎の打線に対して
宇田川、山崎ではなく平野でかわされていたら。
第5戦の8回に山本のリリーフ登板があったら。
オリックスの試合を真剣に見たことがないので
イメージ先行の勝手な印象ではあるけれど。
虎党として日替わり打線は否定しないが、
ロッテのバレンタイン監督も同じ野球で
現楽天新監督の今江ひとりにやられた
アレルギーと積年のトラウマがある。
ナカジマジックは仰木マジックの流れを汲み、
岡田監督はオリックスで現役生活を終えて、
仰木監督のもとで指導者の道を歩み始めた。
二人が演じた7試合の余韻にまだまだ浸りたい。

今週の虎党の呟き😨

何者やねんのゴンザレスが不気味やったな。

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