一日一言(1月24日)
1.安岡正篤(心を養い、生を養う)
『幸と福①』
「さいわい」にも幸と福と二字ある。
学問的にいうと、
「幸」というのは幸いの原因が
自分の中にない、偶然的な、
他より与えられたにすぎない幸いを
幸という。
たまたまいい家庭に生まれたとか、
思いがけなくうまいめぐりあわせに
ぶつかったとかいう、
これは幸。
これは当てにはならない。
→幸いという文字が二つあると
初めて認識した。
そして意味が全く違う。
漢字の深さを改めて実感。
音や漢字の由来を学ぶ必要がある。
2.森信三(修身教授録)
『言葉の背後の生活』
人間の言葉が真に力を持つのは、
必ずしもその言葉自身が立派だから
というのではなくて、
その言葉を支えている
背後の生活によるものであります。
→言葉も一人歩きしないようにするには
発する人の在り方が大事
発する言葉と発する人の行動が
一致していることが重要。
3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)
『楽しい心』
市人よ 此笠うらふ 雪の傘
(野ざらし紀行)
着物や食べものを
買おう!買おう!
あッ!これがいい!あれも買おう。
市に集まった人に わたしは
いま、雪の降る山を歩いて
きれいにつもった笠の雪を
売ろうか••••。
綺麗な着物!おいしい食べもの!
芭蕉は美しい笠の雪を売ろう!
ゆとりある楽しい心だ!
→ 雪の美しさ
その一瞬にしかない笠
雪は繊細で綺麗
この素敵な状態は
いつまでも続かない
だからこそ一瞬を大事にする
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