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形而上学 実践哲学の学び Vol.24

第三章 大自然の法則

24.二つの因果関係

風邪を引いた。
「最近、無理をしたから、疲れていたから」
「人ごみの中にいたから」
「風邪を引いた人の側にいたから」
というのが、
通常の感覚でわかる因果関係である。
しかし、「いつもだったらそのような理由では
風邪は引かないのに、何故今回は?」
「どうして人ごみに出てしまったのか?」
「また、どうして風邪を引いた人の
側に行くことになってしまったのか?」
というのが、人の通常の感覚では
理解できない因果関係である。
通常の感覚だったら、
「風邪薬を飲んで、温かくして休みなさい」で
終わりである。
形而上的に「させられている」ことが、
理解できないと、
風邪を引いた意味も理解できない。
風邪を引くように、
「或る存在(神、佛)」から
「させられたの」であるから、
そのさせた主宰者にお尋ねしないと
意味が解らないのだ。
この一例を引くまでもなく、
日ごろの人の動きの中に、
常に形而上、形而下の
二つの因果関係が働いているのである。
これまで無視されていたのが、
形而上の因果関係、法則である。

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