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留置型血糖値測定してみた

サイレントキラーと呼ばれる糖尿病。糖尿病が辛いのは完治しない点にあります。一度糖尿病になると状況の改善はしますが完治はしません。いわゆる寛解はしますが管理を怠るとまた元の状態に戻ります。また糖尿病は生活の質(QOL - Quality of Lifeと呼ばれます)が著しく下がります。美食病と言われるくらいですから厳しい食事制限が課せられます。放置して悪化すると失明や壊死などが起きます。できることならかかりたくない病気です。しかしながら日本では患者数は増える傾向にあり、予備軍を含めると1370万人が糖尿病を意識して生きる必要があると言われています。地震や戦争よりもはるかに高い確率で身に降りかかる厄災が糖尿病です。

糖尿病患者になると血糖値を定期的に測る必要があります。ランセットという小さな針を指先に刺して血液を採取し血糖測定器で測るというのが一般的でした。これはかなり面倒なうえに感染症の問題もあります。しかし最近は持続自己血糖測定器というのも出てきています。

最近疲労感があるなぁと思っていたところ妻からフリースタイルリブレという商品を紹介してもらいました。これは血糖値センサーを腕に留置するというタイプの血糖測定器でいちいち血液採取する必要がありません。またリーダーがアプリ化されており、Suicaのようにセンサーにアプリを近づけるだけでBluetoothで血糖をアプリに読み込んでくれます。しかも装着している間は持続的に血糖を測ってくれます。そのため食事や間食をとった後どのくらい血糖が上がるのか。またどのようなタイプの食事をとったときにどのくらい血糖が上がるのかを簡単に測定できます。15分おきに自動に測定するうえに一回の留置で2週間使えます。グラフまで作成してくれるので運動の効果や食事の影響を可視化できるのが特徴です。こんな感じです。

この手のサービスは糖尿病になってから使うのではなく糖尿病になる前、つまり予防的に使うのが最もコスパの良い利用法です。残念なのはほとんどの方がこのサービスを知るときにはすでに糖尿病になってからです。食事の後眠くなる。集中力が続かないなどの体の不調を感じている方は持続型血糖値測定試してみる価値はあるかも知れません。一般的に高血糖の症状は口渇、多飲、多尿、体重減少、易疲労感です。合併症まで進んでしまうと視力低下、足のしびれ、勃起障害、無月経、便通異常、足潰瘍・壊疽などが起きます。

血糖測定器は医師の診断がなくても誰でも購入できます。Amazonでも販売しています。6000円程度ですから安くはありませんがこれで二週間継続して自分の血糖値を知れます。またどのような食事が血糖を上げるか目視することは大変役に立つと思います。食事制限をしている方にも血糖値スパイクを知るのに役立ちます。妻からのススメで私も昨晩から試してみています。2週間で何を発見できるか楽しみです!


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