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犬とダイヤモンドとお墓

私は妻とよく終活について話をしています。2人とワンコでいっぺんに逝けるのならそれに越したことはありませんが、大体そういうものは順番で起きるイベントです。逝く側は逝くだけで気楽ですが問題は残った側です。その心のケアについては考えておく必要があると思います。いわゆるメモリアル産業はまさにそのためにありますし、またそのニーズに応えているサービスであると思います。

ここで考えを巡らせてみます。はて、自分ならばどのようなメモリアルサービスなら心が休まるのでしょう? 現時点でのオプションは、お墓、樹木葬散骨仏壇などです。(ニトリが仏壇を出していたのはある意味ショックでした笑)もちろんこれらには興味があり実施見学に行っています。しかしながらどれもイマイチ慰められる感じがしません。これらの中では樹木葬が最も興味がありますが問題は訪問が面倒なことです。行きたくてもいけないとストレスがたまります。訪問できないと逝った側に申し訳なく感じてしまいます。その点仏壇は自宅にあるので日常に組み込まれますがそもそも仏教徒ではないのがネックです。

そんな中、このようなサイトを知りました。

遺骨をダイヤモンドにするとは! 人体を構成する元素の割合は、多い順から、酸素62%、炭素21%、水素10%、窒素3%、カルシウム2%らしく、火葬すれば残るのは炭素が一番多いそうです。ダイヤモンドは炭素でできているので火葬後に残った炭素をもとに人工ダイヤを作るらしいのです。

素晴らしいと思ったのは「身につける」というアイデアです。これなら宗教宗派は関係ありません。また常に一緒にいられるという安心感。装飾性もあるので身につけていても不自然でもありません。石ですから長持ちもします。価格もそこそこしますが、仏壇やお墓の価格と比較すると目の飛び出る価格ではありません。

ダイヤモンドならば男性でも女性でも身につけて不自然ではありません。これは素晴らしいです。もう半分片足をダイヤモンドにつっこみそうです。 しかし懸念点もあります。アクセサリーは身につけるので落としたり無くしたりする可能性があります。お骨から作ったアクセサリーを無くした日には目も当てられません。人生でも最大級の後悔に苛まれそうです。その点お墓はよく考えられていて石ですから長持ちしますし、火事などの災害にも強そうです。たとえなんらかの理由で家が燃えたとしてもお墓は残ります。先人が作ったピラミッドにはやはり理由があります。

全ての家庭に最適なオプションではないと思いますが、墓守がいない私たち家族にとってこのダイヤモンド化はとても刺さりました。詳しくHPを読み込むとさらに愛犬家のわたしたちのハートにブッ刺さるサービスがありました。

ペットのお骨をダイヤモンドに加工してくれるというサービスです。なんと人とペットのお骨を混ぜることもできるそうです!!

愛する人の肉や骨を食べて自分の血肉にするというお話がありましたが、自分とペットのお骨を混ぜてダイヤモンドとして成形するなんて!これぞ永遠の結合です。ダイヤモンドは石の中で最も硬いと言われています。なぜ固いかと言うと炭素分子が大変強固にに結合しているからです。世の中で最も固い結合。これがダイヤの本質です。たとえ海の底にダイヤが沈んだとしても誰も引き離すことはできません。(ただし炭素ですから燃えます笑)「ダイヤモンドは永遠に」とはまさにこのことです。

片足ではなく両足ダイアモンドに突っ込みそうな勢いで興味が湧いています。日本でもセミナーがあるらしいですし、なんとZoomでの説明会もあるそうです。

幸せとは何かを考えたとき、「スポットでの幸せ」というのはどのように得るのかは長く生きているとある程度の予想がつきますが、永遠の幸せには思いが及びませんでした。愛する人と常に共にいることが幸せならばこのサービスは永遠(に近い長い時間)の幸せが担保されているサービスだと思います。

順番で考えると、ワンコ、私、妻の順番で虹の橋を渡ります。
なので、ワンコ+私でダイヤモンド一つ作り、これを妻は身につける。
妻が逝った後は、ワンコ+私+妻で一つ作りこれを海にでも掘り投げていただければOKです。信託でも作っておけばなんとかなりそうです。

もうその日が楽しみにすらなってきました。いやぁ、すごいなぁ。


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