走ったあとのビール
走った後のビールが好きだ。
仕事を終えて、家に帰って来て、着替えてまた家を出る。
夜空や、街灯やら、そこいらを歩く人たちを眺めて、
気の向くまま、足の向くまま、好き勝手に走り回る。
たまに人生について考えたり考えなかったり、思考も自由にさせて、
次第に息が上がって来て、遠い昔、部活動に勤しんでいた頃の自分を重ねてみたりして。
汗だくで家に帰って来て、体を洗って、湯船に浸かる。
体が限界までほてってきたら冷水シャワーを頭から浴びる。
それを何回か繰り返す。
風呂場から出る頃には、体の中の毒素が全て抜けたんじゃねえかって思うくらい、さっぱりしている。
冷蔵庫からギンギンに冷えたビールを取り出す。
凍る直前くらいには、冷たい。
口の中へ含んだ瞬間、消えたかと錯覚するほど全身へ染み渡る。
飲む、というよりはもはや吸収していると言った感じ。
そんなビールの飲み方が好きだ。
◆
人には色んな酒の楽しみ方があると思う。
そういう話をするのも聞くのも好きだ。
うまい酒のためにちょっとした努力をしたり、
敢えて時間をかけてみたり、遠回りしてみたり。。。
たまには好きな酒の飲み方を書いていこっと。
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