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「描くの前に「見る」がある」

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2021・11・9
🍎絵について
「描くの前に「見る」がある」
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京都ラーメンみたいなジャンルがあるんですが京都にある東京系のラーメン家によく行列ができているので京都ラーメンとは、、、と思っているヒロです。


そんな京都情報から始まりましたが、今日は「見える、知っていることしか絵に描けないし表現できないよね」というお話です。偶然性も自分の知識があるものしか理解できないですし。


それではいってみましょ!!

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▼どんな絵でも隠しきれない作者が見える
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絵は「作者の見ている世界」が表現されます。

それはただ「目で見ている」という意味もそうですし、「作者が見たい世界」「理想の世界」というのも見ている世界です。

絵はとても正直で、例えば練習として絵を描いても作者が何を考えているかという情報が絵には出ます。
一部分だけよく描けてる絵は「そこを描きたい理由があったんだな」とか、見所が構図として作れてない絵は「時間がなくてとにかく描かないといけなかったんだな」など、描いた時の作者自身が表れます。

それもある意味作者の見ている世界で、表現することと作者自身は切っても切り離せません。


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▼「描く」の前に「見る」がある
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絵にはその作者の「見たもの」「見てきたもの」が情報として必ず乗るので、つまり手を動かして「描く」の前に目や頭をつかって「見る」という行為が「絵を描く」の中には入るということです。

絵の技術を語る時には「絵を描く」という手の動きの方を優先されますよね。
でも絵の情報として本質的に大事なのは作者が何を描こうとしているか「何を見ているか」の方が絵の技術よりも多くの人が感じやすい情報です。

例えばりんごの絵を見た時に人は「りんごだ」と思います。
この時に上手下手と思う人より「りんご」を認識する方が優先されるんです。


ということは「何が描いてあるか」というのは上手下手よりも大事で、ゴキンジョではこれを作者の「視点」という言葉で表しています。


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▼カロリー配分
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僕がそのことに気づいたのは割と最近のことで、憧れたような絵の真似をするのに必死で「見る」「考える」という行為にまで頭がまわっていませんでした。
手を動かす方により多くの時間、体力を使っていました。

というのも画面の上に狙ったような絵を描く技術が足りなかったので、手を動かす方に必死になっていたんですね。


これは絵を始めた時は誰でもそうで、絵を描く技術がつかないと考えるところまで到達できないんです。それか逆。考えるところで必死になって絵の技術が追いつかないか。


このうちどちらが優先かというと間違いなく「考える」です。
作者の「見ている世界」が鑑賞者にとっては優先される情報です。なので「考える」は「見ている世界」なので技術よりも考えるが優先されます。

そして不思議なもので、より多く考えてる場合は同じ分量をこなした時に1回の成長度合いが考えてない場合より大きいです。考えるってすごく大事。

ただ!わかります。考えるのって本当に難しい!!

まず何を考えたらいいかわからない。
みんながみんなイラストレーター のしらこさんみたいに学習が上手だったり狙って絵を描けたらいいのですが、そこまで頭が回る人の方がまず少ない。なので「自分は頭が悪いのか、、」なんて思わないでください。

僕自身そんなに賢いわけではなく、運良く手を動かし続ける環境があったので絵を描き続けてこれました。
今は約10年のキャリアがあるので、さすがに技術もつき考える方にもカロリーを使うことができます。


絵を描くのにもカロリー(体力)消費があります。
絵を描く時に「考える」を優先した方が上達の近道と自覚すること。そして最初は描きあげるための時間は考えなくて良いので「考える」にカロリーを多めにふってみてください。

「考える」は例えば

アイディア出し、
モチーフ選び、
構図決め、
出したい感じ、


こういうのを決める工程のことです。
ここにカロリーを使ってみる。すると自然とその後の描写の工程も丁寧に情熱を持って仕上げることができます。


まずは「考える」工程を大事にしてみること。
それが「世界を見る」ことにつながるし自分の「視点」を自覚する為の大事なステップになります。


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仕事で「考える工程」を使った時 ↓

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