「消滅世界」村田紗耶香さん（読書感想文）（＊ネタばれ注意）

「セックス」も「家族」も世界から
消える・・・そんな小説だった。

主人公・雨音（あまね）は、両親の
セックスから生まれた子。
この世界は、ほぼ人工授精に
なっているから、野蛮な子って感じ。

みんな、何かのキャラクターに
本気で恋をして、その関連グッズを
購入することで、経済が回ってる世界。

夫婦は、あくまで、家族。
夫婦間でのセックスは近親相姦とされる。

雨音の初めの夫は、雨音に発情した
罪で逮捕。
夫婦は家族（兄弟姉妹みたいなんもん）
だから、ヒトに恋する人は、
外で本気で浮気し、パートナーは
まるできょうだいに恋人が
できたかのように喜ぶ。

そして、最新の実験都市「エデン」では、
家族もなくなり、すべてが
「おかあさん」と「子供ちゃん」となる。
雨音の次の夫は、そこで妊娠して
出産する。
これが、エデン！！
神様って、やっぱ、バカ💦