見出し画像

「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」山田詠美さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

*かーなり前に書いた感想文です*

まいったなぁ。
エイミ―にメロメロだわ。
ストーリーは、
どれも恋のエピソード。
時々、黒人同士なんだわってこと、
忘れちゃいそうになるけど。
で、ニオイと音楽が充満している感じ。

驚いたのは、あとがき!

私と同じこと思ってる!

「ひとりの男を愛すると
三十枚の短編小説が書ける」

うん、書ける、書ける。
しかも、三十枚ってすごい妥当。

「日本語をきれいに扱える
黒人女(シスター)は
世の中で私だけなんだ」
っていうのも、いいね。

弘せりえは、日本語と英文学との
統合を目指してるもん。

「役に立たない恋も数をこなせば、
一冊の本を作り上げる」

ホント、その通り。

下手すれば、私小説のくっだらないものが
できるんですが、
エイミーの場合、
才能と奇抜さがそれを救っている。

AMY, I love you って、感じやね。

正直で、だらしなくて、
才気ばしったいい女。
こうありたいね。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?