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「そして二人だけになった」森博嗣さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

めちゃ面白かった。
途中、マザーグースの唄が
出てくる辺り、アガサ・クリスティーの
オマージュっぽかったけど、
大学院で、マザーグースを修士論文に
してしまったワタシとしては
あまり効果的な使い方ではないな、
と思った。

A海峡大橋(明石だろうな)の
橋柱に作ったシェルターに
専門家たちがトライアル的に
滞在することになる。

主人公・勅使河原潤(盲目の
天才科学者)と彼のアシスタント秘書
森島有佳、その他、4人。

で、シェルターの中で、4人殺害、
勅使河原と有佳は、シェルターを
爆破して、外に出る。

勅使河原潤には、影武者の弟(目が
見える)がいて、
有佳には、双子の妹がいる。

後半まで、このシェルターが
2つあったことがわからない。

1つのシェルターで、
本物の勅使河原と、有佳の妹、
もう1つのシェルターで
勅使河原の弟と本物の有佳が
いたらしい。
少々煙巻。

そもそも戸籍上、存在しない
弟と妹。
しかも、本物の勅使河原と
有佳は、実の兄妹、とな。

最後は偽の弟妹に殺される。
難しい話だった。

解説が、藤田香織という人、
ふざけすぎ。
こんな解説なら、するな。



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