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昔のバイキング

先日、ミカンの缶詰を
食べていて思い出した。

小学5年生の頃、
家族でホテルのバイキングに
行った。
阪急電車沿いにある、
そこそこ有名なホテル。

バイキングは満員で、
子供が多かった。

そして、デザート・コーナーに
置かれた、ボウルいっぱいに
入れたミカンの缶詰に
子供の列ができた。

手の込んだものではなく
モロ、缶詰だった。

が、ボウルをいっぱいにするたびに
子供が持って行ってしまう
ミカンを、たぶん大学生の
バイトのお兄ちゃんが鼻で
笑っていた。

「小市民め」的な笑い。

でもさ、そこそこのホテルなのに
味に正直な子供がミカンの缶詰に
たかるということは、
そのホテルの料理がイケてない
ってことだよ、と今になって
腹が立つ。

お父さん子の私は、まるで
父が小市民扱いされた気がした。
なんてファザコンなんだろう( ;∀;)

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