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読書をしているとき(エッセイ)

読書をしているとき、
いろんな時代や国に行ける。

一日一度の読書と
カレーを食べることが
ストレス発散になると
何かに書いてあった。

昔の読書と今の読書は
もちろん違う。

若い頃は
例えば、マンガなら
「パタリロ」に入り込み(マニア!)
真剣にマライヒになって
バンコランに恋してた。
(すでに屈折した青春・・)

が、今は浅田次郎さんや
重松清さんのなんともいえない
人情モノにぐっとくる。

外国かぶれだった私は
「風と共に去りぬ」とかが
好きで、横文字しか頭に入ってこなかった
ものだが、いつの間にか
横文字より、日本語、中国モノが
好きになっている。(中国ものは
浅田さんの影響)
宮部みゆきさんの時代劇も好きだ。

そして、誰かに感情移入するというよりは
俯瞰的に読んでいる場合が多い。

俯瞰的・・つまり創造主の目線、
だから、いつも神様って意地悪だな、
と思う。

中島みゆきさんの「地上の星」たちを
丹念に描いている作家さんは
すごいな、と思う。

私はアホなので、「地上の星」を
想像できない。
ただただ、自分が単なる
地上のちっちゃな星なんだうな、
なんで、神様は、こんなものを
創造する必要があったのかな、と
思う。

だから、それを想像で小説にできる
人はすごい。

かつて、宮部みゆきさんの「模倣犯」
を呼んだとき、
あんなに長くて緻密な小説は、
書いているではなく、書かされているんだろうな、
と思った。

読むのは楽しい。
でも、自分と関係ない人生を
描く事はむずかしい。

単なる凡人であることを
読書から学んでいる。

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