社会からはみ出して数年、
一応働いているものの、
特殊な立場のバイトをしている。
会社の会議や飲み会は
完全に蚊帳の外。
私には、みんな距離を置く。
寂しい気持ちもする反面、
会社の煩わしさもないのが
いいとも思う。
会社(社会)の蚊帳の外だと
思って、惨めな思いをしていた
時期もあるけれど、
最近は、神の内にあるのだと
感じ始めた。
なんという僥倖!
社会の片隅で、固く痛々しく
ヒリヒリと過ごしていた私は、
今、神の内で
伸び伸びと温かく生きている。
神とは、何なのかわからない。
特定の宗教ではなく、
なにか大きくて温かな存在。
もしかしたら、猫なのかもしれない。
#創作大賞2024
#エッセイ部門