見出し画像

6月の詩(散文)

いい年をした
君の誕生日が
出張中で寂しくないかと
想いを馳せた季節

乙女な男子もいるけれど
君は、朝も晩も
そう聞く私に
「なんでやねんっ」って呆れる
若いオッサンだった

その大物は、当時から
たいそう貫禄があって
今じゃどこぞの大企業のエライさん

時代が時代なら、
天下を取っていたような人

今では天下を取るような人より
心やさしく温かい人の方がいい

天下取りは
何人側室がいてもいいと思ってる
それもそうかと思った時期も
あったけど、心が泣いていた

君が天下人でないなら、ムリだったんだよ、
サヨナラ、6月くん

#創作大賞2023     #オールカテゴリ部門

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?