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息子の低身長は治るのか?年間150万という選択肢

「後伸びの可能性はないかもしれません」

先生の言葉に一瞬殴られた気持ちになりながら、どこかスッキリした気持ちもある。
約9年間、背の小さい息子のことがずっと気になってたから。

「まわりより遅いだけ」
「パパもじいじも大きいからきっと大丈夫」
「後伸びする人も多いらしいし!」

ずーっとそう言い聞かせてたけど、やっぱりこのままだと希望は薄いらしい。

わたしは息子の低身長が気になる。
でも、ギリギリ保険適用の対象外。
どうしよう、自由診療でもやるかやらないか。


息子の成長記録

3112g・48.4cmで生まれた息子。
生まれたサイズはふつう。

その後、成長曲線はいつも一番下を這ってたけど、いつかグワ〜ンと伸びるはず!
って呑気に思ってた。

なぜなら、家族みんな小さくないから。

パパ:178cm
わたし:160cm
パパのパパ:180cmぐらい?
パパのママ:165cmくらい?
わたしのパパ:183cm
わたしのママ:158cm

うーん。なかなかいい遺伝子でしょ?!
(だから余計「もしかしたら伸びるかも」って思ってしまったんだけど。。)

でも息子は、幼稚園の3年間も小学校入ってからもずーっと一番前。
成長曲線もずーっと一番下。

ふと気づくと、今まで一緒くらい小さかった友だちは頭一つ分大きくなってる。
あれれ、我が子だいじょうぶ?!

そんな不安をかき消すように、
「パパが大きいし大丈夫だよ!」
「うちも高学年になったら伸びたよ!」
なんて、まわりからの優しい言葉を信じてたけど。

ただいま小学4年生。
10歳を迎えようとしてる息子は125センチ。

ペースアップどころかペースダウンしてて。
この調子だと、小学校卒業時に135cmもいかなさそう?!

息子と野球

ずーっと気になっていた低身長。
いよいよ病院に行こうと思ったきっかけが「野球」だ。

これまで9年間、息子は(ゲーム以外)これといって好きなことがなかった。
それがついに、春のWBCを見て「野球」という好きなものに出会ったのだ。

息子の週末の過ごし方はがらっと変わった。
毎週土日とも長時間の練習をして、練習後はパパにキャッチボールの相手をおねだり。
母としては「好き」が見つかってこれほど嬉しいことはない。

でも、ここで母は気になってしまう。。
チームみんなで整列する中、一人だけ1年生みたいな小ささが。

もちろん、好きなことを楽しんでくれればそれでいい。
でも野球をやる以上、身長や体の小ささが不利になるのは間違いない。

今は本人が気にしていなくても、いつか劣等感を感じることになる前に、、
もうちょっとなんとかしたい。

「楽しいことが見つかっただけでいい」なんてキレイごとを言ってたけど、
結局ないものねだりしちゃうものだ。

親としてできること

息子は大谷翔平になりたいらしい。
(プロ野球選手になってインタビューを受けたら、
「ドラベースの漫画を読んで野球に興味を持ち、WBCを見て大谷翔平に憧れてプロ野球選手を目指しました」と答えるらしい)

そのために親として、
とりあえず野球ができる環境(近所の野球チーム)に入れた。

あとは、体づくりのサポートかな。
その上での難題が身長というわけだ。

低身長について調べたら、治療するならば早めがよいとのこと。
ダイエットなんていつでもできるけど。(と、自分に言い聞かせる)
身長を伸ばすタイムリミットはある。

150万円という選択肢

そんなこんなで、とりあえず行ってみようと病院へ。

そこで突きつけられた2つの現実その1
心のどこかで「後伸びしますよ!」と言われるのを期待してたけど。
どうやら「後伸びの可能性はないかもしれません」とのこと。

成長具合を見るには、手のレントゲンを撮って骨の数や形を見るらしい。
その結果、9歳の息子の骨年齢は11歳。
つまり(これでも)骨は実年齢以上に成長しちゃってるというわけだ。
これにて、後伸び説はようやく諦めがついた。

そして、突きつけられた現実その2
こんなにわたしは気になってるのに、低身長具合は保険適用範囲外レベル。
やるなら自由診療しかない。
その額、年間150万円くらいみたい。
ひゃ、ひゃくごじゅうまん〜〜!!

先生いわく、治療しなくても155cmくらいにはなるとのこと。
そうか・・・・・・・・・・・・・・・・。
もちろん、155cmという身長を否定しているわけではない。
治療の選択肢を知らなくて、最終的に155cmならそれでよかったかもしれない。

ただわたしは今、もう少し希望がある選択肢を知ってしまった。
後で後悔したくない、後悔させたくない。
どうしよう、150万でもやるかやらないか。


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