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お前のための、初産で立ち会い出産する時にやることマニュアル2019秋

もし次に立ち会い出産するような時や、自分のように「そもそもここで自分は何をするの?時間軸は??」となる人も多いと思うので記憶が鮮やかなうちにメモ。

一つ思ったのは、これ立ち会いしなかったらそもそも成立しないのでは・・・自分がやっていたようなことって代わりに誰がやってくれるんだろうということ。なんだかんだで側に夫がいるかいないかも結構心理的には違うよと言われ、少しは貢献できたのかなと思っているのが今の感想。

予定日と計画出産

予定日(40W)過ぎるのは結構あたりまえにあること。今回はこのタイミングで計画出産を判断した。計画出産とは何なの?というと、陣痛を薬で起こして出産しましょうという方法。ただ、単に陣痛が起こればいいというわけではなく。後ろからあかちゃんを押したところで出口が開いてないとどうしようもないので、陣痛の他にも出口側 を対処する薬(こちらは飲み薬)も使うよう。

DAY1 入院日

今日生まれちゃうか、と思ったものの、特にそんなことはなかった。行くタイミングが来たら連絡してね、と言ってたものの音沙汰なしだったので夕方ふらっと病院に行き、結局陣痛室に行くこともなし。飲み薬を飲んで粛々と待つ感じ。奥さんも結構余裕あるようだった。

DAY2 計画予定日

朝方LINEが来て、何か欲しいものあればと聞いて15時過ぎに病院に行った。そして今日は陣痛室。昨日とは違い、奥さんは大変具合が悪い。今日は点滴で薬の投与。とにかく気持ち悪いよう。ベッドの他にまたがれる椅子があり、そちらの方がいささか楽なようだった。

自分は比較的手が温かい。状況的に腰がやたらと冷えるようだったのでカイロ代わりに当てていた。噂のテニスボール云々の出番はなく、夕方のタイミングで「今日はここまでだねー」と医師に言われ、部屋に戻って終了。DAY2で分かったこと。今の陣痛は数字で分かる。その名も陣痛監視装置。

陣痛の数値が上がってくると、当然痛みも上がってくる。この日は最大で20くらいまで上がっていて大分辛そうだったのだが、今なら分かる。20はまだまだ序の口であったと言うことを。

あと、なんかあったら連絡してねというものの、当の本人はそんな余裕ないなという印象。ちょっとしたモノを取るのも辛そうなので、そりゃスマホなんて扱えない。

DAY3 計画予定日延長戦

朝のタイミングで「すでにつらい」というLINE。頼まれ物を持って昼過ぎに病院へ到着。和痛の薬が効いていて意識が朦朧気味だったが、気持ち悪さと痛みがひどい。陣痛メーターを見てみると軽く40過ぎまで上がっていた。

DAY2のおかげで色々落ち着いていたので、メーターを見て「はい次痛くなるよ」「そろそろ収まる」のような声かけをしていた。また、痛くなるフェーズでは腰を揉むとより激痛になることも分かった。痛くなる時は温めるだけ、収まるフェーズでは揉む、の切り替えが重要。

13時頃の出口は5cm程度。ここから14時の8cmまでがなかなかの地獄。陣痛メーターは99を張り付くこともあり、これが本当の陣痛かと思うほどの痛そうな表情と声。なんだか知らないが急に仕事スイッチのようなモノが入って助産師さんとコミュニケーションしつつ、声かけからのナースコール、診察時に陣痛室からしれっと出たりをテキパキとこなしつつ、まるで戦場だなと冷静に自分を見ているなど良く分からない思考回路だった。

14:30に人工破水させ、少し落ち着いたら分娩台へ。医学生が実習中とのことで見学希望を聞かれ、奥さんが「構わん」とのことだったので分娩台のギャラリーが増えた。

分娩台の脇で手を握りつつ声かけと頭支え。ここまで来るとチーム分娩の気持ちで助産師さんとの一体感。奥さんが何度がいきむタイミングがあり、15:05に「そろそろ旦那さんは頭側に移ってもらえますか」と言われ移動。

そこから医師がやってきて15:11無事出産。PMで言えば311。福島県民的には忘れられない数字を持ってきたなと我が娘ながら驚いた。臍帯血も無事に取れたようで無事安産完了。場合によっては取れないこともあるので、今後何か病気になった時には役立つといいなという感覚。

赤ちゃんでたわーと思って何枚か写真を撮り、胎盤を出すのでと言われ再度退室して1時間ほど外で待ち。その間、会社のSlackにあるリリースchでリリース報告をした。

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落ち着いたあと赤ちゃんを抱きつつ「さてはあんまり泣かないタイプだな」と思い、都度背伸びをしながらペロペロ舌を出すのを見ていて、まるでうちの猫の子猫時代だと思わざるを得なかった。猫的な抱き方をしていたかもしれない。奥さんにも「猫じゃないよ!猫のように接するんじゃない」と言われる。

と、部屋に戻って色々片付けたりごはんなどを見届けて、病院をあとにした。リリースしましたで通じるの、Web界隈ならでは気がしている。

今回足りなかったと思ったものとか

予想外にあれば良かったと思ったのはカイロ。温める力は重要。あとは、替えの下着とか寒い時に必要な服とか、入院中に適宜買ったりした物は事前に準備できたなという感想。

普通に必要だよと言われていたペットボトル用ストローは大活躍。他、空き時間用に奥さんに貸しているkindleも使われていそうだった。

あーまさにあかちゃんだったなー、と客観的には見つつ、まだまだ実感はあまりない。あまりないけど、「リリースしてからが本腰ですよ」とアドバイスを頂いたので人生もプロダクトマネジメントのノウハウが活かせるぞと思いました。奥さんには言わない。お前はまた仕事のことを考えているなと。これから育児が始まるのにと。今日から年末までは育休なので、早く戦力になりたい・・・!



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