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ムダ毛


はじめに

 ムダ毛の処理が今は常識になっていますが、本当でしょうか。美容、見た目、嫌われないためという気持ちは納得できます。ヒトに与えられている身体にムダなものがあるのでしょうか。毛は体温を保ち、紫外線防ぎ、臓器を守るものと言われています。本当にムダなのか調べてみます。

毛の存在意義

 頭髪は、頭にある脳を守るものです。
腋毛は、わきの皮膚が薄いため、わきにあるリンパ腺(管)を守るものです。
まつげは目にごみが入るのを守るものです。
生殖器の周りにある毛は、外部との接触時に肌より先に接触する感覚器になっています。大事な器官を守るもので、たとえば下着にこすれることで器官にキズがつくのを守るためにあります。
 皮膚にある毛は汗がでる汗腺のそばにあって汗腺を守っています。毛が何かに触れているのを感じます。すなわち触れているものが汗腺を覆っていては汗がうまく蒸発できません。体温の調節がうまくできないからです。

それでは、すね毛、胸毛は何のために存在するの?
男だけにある胸毛、髭は男と女を区別し分かり易くする役目をもっているとのことです。さらに、毛についた汗の成分が臭いをはなち、異性を引き付けるためとも言われています。

まとめ

 学説的には、毛が体内を守るために存在するという理由は必ずしも正しくないと言われています。時代とともに、性別による役割分担や区別を重視する必要性が薄れてきました。そのため、男性が脱毛を選択することも特別な事柄ではなくなりつつあります。現代社会では、美的な価値観や、他者に不快感を与えないことが、毛の本来の機能以上に重視される傾向にあるためです。つまり、毛の手入れが一種のマナーやエチケットとして位置付けられるようになってきているのです。
 時代に逆行するかもしれませんが、上に書いた毛の存在意義からすると、人体の設計者は、もともと男女の外見上の違いを生み出そうと意図していた。また美的配慮や他者への配慮を重視する現代的な価値観とは異なる発想に基づいていたと推測します。

参考資料

https://ja.wikipedia.org/wiki/毛_(動物)


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