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最近思うこと

 通信制高校のサポート校・CAP高等学院を運営している佐藤裕幸です.高校生と社会の間にある(と勝手に思われている)様々な垣根を壊し,新しい学びのインフラを構築することをミッションにサポート校を始めてまもなく2年になります.また,最近では「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」(https://business-book.jp/result)で総合グランプリを受賞した,『シン・ニホン』(安宅和人著)の認定公式アンバサダーをしていたり,教育系の出版社である増進堂・受験研究社の客員研究員をしています.昨年4月からは私立高校の非常勤講師で現場にも復帰しました.

 最近結構マジで考えていることの中に,「数学(算数)が苦手な生徒をできるようにすることは,本当に正しいのだろうか?」というものがあります.

 苦手な子は本当に苦手なんですよね.

 苦手を克服するために,前の学年からやり直したり,中高生であれば,算数に戻ってまで対応する.でも,それって本当に大切なことなのだろうか?

 勿論,不得意ではあるけれども好きだからなんとかしたいという思いには応えてあげたいと思っています.でも,最初の算数や数学との出会いがあまりにもネガティブ過ぎて,ほぼトラウマのようになっているお子さんに「なんとか克服しろ!」みたいに言うのは,よりトラウマを生むような気もしています.

 僕がオンライン個人指導している生徒さんは,数学には抵抗がありません.特に最近再度授業をすることになった生徒さんは,「私が数学が嫌いにならなかった理由を考えた時,佐藤先生に習っていたからだと気づきまた習いたいと思いました.」というとてもありがたいことを言ってくれているので,ある意味僕自身が恵まれた環境にいるとも言えます.

 しかしみんながみんなそうなわけではありません.

 僕がかつて望んでいたのは,「数学好きの生徒さんを一人でも多く増やすこと」でした.今考えるととても傲慢とも言えます.でも最近僕が望んでいるのは,「数学好きの人たちが,数学嫌いの人を何らかの形でサポートして,数学嫌いな人は別の才能と情熱で数学好きの人たちをサポートするような循環が生まれること」のような気がしています.

知らんけど.

 CAP高等学院では,只今通信制高校への入学を検討されている方のオンライン個別相談会を実施しています.CAP高等学院はオンラインでのサポート校ですので,日本・海外問わず,どこからでもアクセスして,高校卒業の単位取得が可能です.ご興味のある方は,ホームページまでアクセスしてみてくださいね!
 もちろん,入校するかどうかは自由です.進路相談などでも全然大丈夫です.


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