見出し画像

映画『鳩の撃退法』で、時空を超えた謎解き体験を!

映画『鳩の撃退法』を鑑賞しました。小説と現実、過去と現在が複雑に絡み合いながら進行する本作は、決して単純なストーリーではないものの、過去と現在を行き来する登場人物たちの行動や物語に惹きつけられて、気づいたらあっという間に2時間を駆け抜けた印象でした。

かつて直木賞を受賞した天才小説家・津田伸一を演じる藤原竜也さんがみせる熱量と細やかさの両面が滲みでたお芝居は、観る者を物語の世界に一瞬で誘います。まさに日本を代表する“怪優”の一人という存在感は圧巻です。

藤原

藤原竜也

藤原さん演じる津田の担当編集者・鳥飼なほみに扮するのは土屋太鳳さん。目まぐるしく展開する本作を観ながら筆者もそんな鳥飼よろしく、「これは現実?フィクション?」「時間軸はいつ?」「それってどういうこと?」などなど、思わず津田に質問をぶつけたくなることしばしばでした。

土屋

土屋太鳳

そのほかにも豪華俳優陣が集結しており、各キャラクターが織りなす人間味あふれるお芝居は見ごたえ抜群!自身の生い立ちや人生、家族観などで思い悩む読書好きなバーのマスター・幸地を演じる風間俊介さんのどことなく哀愁を感じる佇まいや味のある演技は、ふだんバラエティーや情報番組で魅せる爽やかな姿とはまた違った、一俳優としての表現力の幅広さを感じましたし、物語のキーパーソンである裏社会のドン・倉田を演じる豊川悦司さんの圧倒的存在感やセリフを紡ぐ語感はさすがの一言。乃木坂46卒業後は女優として一歩一歩活躍の場を広げる西野七瀬さんのキャラクターなども必見です!

画像5

豊川

画像7

観る人の数だけ解釈や考察が異なること請け合いなため、事前にネタバレしていてもしていなくても、しっかりと楽しめる不思議な同作。きっと観た後に自分の感想を家族や友人、他人と議論し合ったり確認したくなるはずですよ。鑑賞中、脳みそが汗をかく面白い一本でした!

5人

パンフ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?