僕が私になってtrustedになるまでに苦しんだVRchatを「続ける難しさ」の壁 VRchatの壁 ~第5章~
こんにちは! ヒロです。今日も引き続きフルトラの話を書いていこうと思ったのですが、先日、「VRChatとの距離を置こうと思う(時間の無駄という側面)」という記事が公開され、大反響になったこともあったので、ちょっと自分の経緯を書いていきたいと思います。
こちらの記事は、「時間の無駄」という強い言葉が多くのVRChatのユーザーの心に【セカンドインパクト並み】に響き、「それは言い過ぎなのではないか」という否定的な反応をする人も少なくありませんでした。でこの件は、ツイッターだけでなく、多くの人がnoteでも記事にもなりました。
例えば
の記事ですが、こちらの方は、結構僕がかなり行っていたワールドの製作者さんで、多分この人のワールド【EN-JP Language Exchange】がなかったら、僕はtrustedになるまでの1か月半、VRchatを続けることができず、挫折していて、「時間の無駄」と思っていたかもしれないので、書くことにしました。ちなみにですが、私は今回の記事(「VRChatとの距離を置こうと思う(時間の無駄という側面)」)の感想は書きません。
そんな【EN-JP Language Exchange】の話を含めながら今日は、自分がtrustedになるまでに立ちはだかった壁について書いていきたいと思います。
立ちはだかった「Visitor」の壁
僕がこのVRchatを始めたのは、そもそもAIの勉強を実践するためでした。といっても魑魅魍魎がたくさんいるこの仮想世界で、僕なんてペーペーに過ぎません。
で、僕はとにかくアバターやワールドをアップロードして、Unityとかを実践するために、ユーザーランクを上げようと必死にいろいろやっていました。
(補足:ユーザーランクというのは、Visitor<New<User<Known<Trustedと呼ばれるランク制で、大きなポイントは、Newにならないと、アバターのアップロードができず、Userにならないとワールドをアップロードできないという制約があります。)
僕はログインする時間もものすごく悪かった。ほとんどが平日の午前中から午後3時ごろまでで、日本人がほとんどいませんでした。
そんなこともあって、2週間ずっーと、僕はVisitorのままでした。
「Quest2でやっているからそんなものか」
ずっとそんな勘違いをしていました。そんな時、運よく午後6時ぐらいに入ることができ、日本人の親切な方に出会い、アカウントの統合方法を教えてもらいました。
その結果、すぐにNewになることができました。
今考えれば、これが最初の壁だったのかもしれない。親切な方(知っていてFFだし、フレンドですが、ここでは名前は伏せています)に感謝しています。
ゲームをやめようと思った「PC納期」の壁
何とかVisitorから脱出した僕は、正直Newになってやることを失っていました。というのも、当時PCの納入遅れで、僕はQuest単機で限られたワールドしかいけなかったことが大きかったからです。
納期は、3日遅れから1週間となり、2週間に広がっっていきました。
イライラして、サポートに問い合わせると
「納期の遅れは、グラボではなく、PCケースです」という
ケース以外送ってくれ!と言いたくなるような遅延理由だったので
さらにイライラが増していきました。
で、ワールド巡りも飽きてしまっていたし
UnityもM1マックでいじって勉強していました。
いじっていたけど、正直、VRchatで確認することもできず
肝心のVRゲームを自作して、楽しめないからキツイ。
PCがないと、アバターもアップロードできない・・・
M1Macしかないから、VRChatを楽しめない。
PCVRができないのなら、もうQuest専用のVRゲーム
を作ることに時間を費やそうか・・
そう思っていました。(実はアップロードだけならできる)
それから10日後、当初の納期から2週間以上遅れて
やっとPCが届いたのでした。
僕が私になるまでの壁
で、オメシスの動画を以前見て、PCVRにできることを知っていたので
すぐにPCVRモードで入り、アバターをすぐにアップロード。
アップロードしたのはテトラちゃん。
テトラちゃんはヒミコアバターワールドの写真の端にもちゃっかり映っているアバター。
とてもかわいい。
で、テトラちゃんを選んだ理由はいろいろあるが、実は「男にも見えなくもない」中性的な容姿が最大のポイントでした。
実は女性アバターはかなり抵抗がありました。というのも、胸が大きいと足が見えないので、フルトラもやりづらいだろうなというのもあったし、何よりスカートでパンツ丸見えなのがきつかった。
VRchatは、しゃがむとパンツがもろに見えてしまう世界。
なので、ズボンをはいていて、中性的なテトラちゃんは超希少種。
こうしてテトラちゃんのおかげで、僕は私になれました。
数ある女性アバターの中でも、特に中性的な良さを持つ
テトラちゃんとの出会いは、色々衝撃的でした。
この世界には、アバターを上手に作る人がゴロゴロいる。
僕が最初にアップロードした「テトラ」ちゃんは、既に完ぺきだった。
「こんなヤバいクオリティなのに5000円なのか」とかなり衝撃を受けた。
あまりに安すぎると思ったので、こっそりブーストしているのは内緒にしたい。皆さんもぜひブーストを・・・と思っています。
そんな、ゴロゴロいるアバター職人たちを見て、アバターを極めても極めても追いつけない、Unity、UnrealengineとかPythonとか勉強すること盛りだくさんなので、買った方が絶対にいいと思えてしまいました。
自分はもっと他にやらないといけないことがあって、ここに来たはずと思ってしまい、Blenderをずっと放置し、今日やっとアバターとは別の目的でインストールしたところなのだ。
人がいなさすぎて、やめようと思った「user」までの壁
で、僕がログインする時間は相変わらず、平日の午前中から午後3時ごろまでで、日本人がほとんどいませんでした。
「あー、日本人全然いないやー。最近日本人どころか、人にすら会ってないわー。」そんな時ふと・・・。
ウシオポートにあるテレビを見ると芳井はじめさんの動画が映っていた。
「あ、そういえば、EN-JP Language Exchange(quest対応)あるじゃん!」
ということで、さっそくイン。
なんとそこは、平日午前にもかかわらず、すごくたくさんの人がいたのだった。
僕は、それに気づいて以来、EN-JP Language Exchangeで中国人に日本語や日本の地理を教えまくっていったのだった。
海外の人との交流というか、日本語教室で僕はtrustedの人から、VRchatの楽しみ方を色々教えてもらった。
アバターやUnityの話が多い日本人ユーザーだが、海外のtrustedの人やこのワールドを通して、僕は「Unityやアバターに詳しいだけがVRchatの楽しみ方ではない!」と確信をもっていった。
しかも、面白いことにここにはJPTurtorialで挫折したり、日本人に怖い思いをした日本人Visitorさん、日本人を探しにさまよっている日本人など、特殊事情や自分と同じ境遇の人たちががかなりよく来ていた。
こうして、しばらく昼は海外のユーザーと触れ合ったりして、夜も海外のユーザーをメインに日本語を教えまくった。そして、ワールドをアップロードした次の日、僕はついに「Known」になった。
フルトラが全然できないという壁を乗り越えれずに「trusted」になってしまった壁
さすがにこのくらいになると、フルトラをどんどん進めようと思った。
PCも届き、機材もそろったので、色々やることが増えたからだ。
後は、以前書いた
をやりながら、日本語教室、ビジターさん案内など色々していたら、trustedになっていた。でも、調整は終わらず・・・
というフルトラ沼にどんどん落ちていくだけ落ちていくのだった。
次の話は、道頓堀とオメシスの話をして、フルトラに戻ります・・・。