【2020 J1 第9節】横浜F・マリノスvs柏レイソル ゆるれびゅ~
1.はじめに
さぁ、やってきました。怪物オルンガの襲来です!チアゴがいない隙を狙ってきやがって!(※たまたまです)ということで、残念ながら怪獣映画はお休み。これは次回のお楽しみですね。気を取り直して、試合の振り返り、いってみよー!
2.スタメン
■横浜F・マリノス
・4-1-2-3の布陣
・エリキが負傷から復帰。おかえり!
・引き続き松原がセンターバックで出場
■柏レイソル
・4-2-3-1の布陣
・状況からしてセンターバックはこの2名以外ケガなのでは…
3.最初は控えめなキャッチたち
■まずは来るのを待ち受けて...
・江坂は喜田をどこまでも追いかける
・中盤の4人は待ち構え、近付いた人をお店へと案内する
ネルシーニョ店長は柏屋の収益を上げるため、客引きをフィールドに解き放ちました。
江坂は仕事が明確。喜田にターゲットを絞ります。
江坂「うち何食べてもおいしいし、お酒も安いですよー」
喜田「いや、いいって」
江坂「そんなこと言わず、お安くしとくんで!」
喜田「しつこいな!?」
相当なしつこさでどこまでもついてきます。これだと中々自由にお店を選べないですよね…新宿とか渋谷のキャッチ並み。(なぜあの方たちはどこまでも食い下がるんですかねぇ...)
しかし、中盤4人のしつこさは抑え目。積極的にいくあまり、逃げられても困りますからね...所定の位置に立ち、自分のところにきた人へ営業をかけます。
瀬川「さて、俺たちはゆっくり待ちますか」
ヒシャルジソン「これならちょっとサボれるから楽だね~」
大谷「ちゃんと働けよー。お客さん捕まえられなかったらどやされるんだからな」
仲間「お客さん、捕まえる…お客さん捕まえる…(ボソボソ)」
こちらは江坂ほど厳しくない模様。ゆるーく客引きをします。都内でも人が少なめなところは、こんな感じですよね。
■キャッチを無視し続けるマリノス
【POINT】
相手の中間に立つことで、営業先を迷わせる
さて、柏選手たちの前にお客さんがきました。
瀬川「お客さん、うち、どうですか?」
ヒシャルジソン「うちで飲んでかない?」
瀬川「あれ?被ってるじゃん。じゃあそっちはヒシャよろしく。俺あっちに見える人いくから」
松原「その前に抜けてやる!」
天野「キャッチになんて捕まらないもんねー」
あえて2人の間に立ち、両方引き寄せたティーラトン。その隙に、『キャッチとかめちゃくちゃ嫌いそう』な天野が抜け出します。それを見ていた松原。ナイスアシストを送り、目的のお店(ゴール)を目指すことができました。
■逃がした客を引き戻すのは大変
【POINT】
逃がした客を引き戻すのに必死で、本来の場所に誰もいなくなってしまう
お客さんを逃がした中盤は焦ります。
瀬川「やばいよ、やばいよ!これだと他のお店に行かれちゃう」
大谷「何としても呼び戻すんだ!」
仲間「俺たちの店が最高なんだ!こっちこーい!」
他店近く(自陣深く)までお客さんを取り戻そうとしますが、本来いる箇所が手薄に...いざ自分たちが攻められる番になっても、営業をかける人が非常に少ないです。
その結果、再び柏屋前は通過され、他店(ゴール)目指してお客さんが流れてしまう。そんな悪循環に陥っていました。マリノス選手たちが楽しいお酒を飲めていたのは、これが理由の1つだったでしょう。
4.キャッチのしつこさを上げてみる
さすがにこのままでは売り上げがやばい。そう思ったネルシーニョ店長は、飲水タイム中に策を授けます。
【POINT】
勧誘のしつこさを上げ、ある程度つきまとうようにしてみる
そもそも受け身の姿勢がまずかった。そう考えたネルシーニョ店長は、中盤の選手たちに相手を捕まえるよう指示します。
仲間「そうか、今度はもっと言い寄ればいいんだな」
ヒシャルジソン「熱いアプローチをかけ続けるんだね」
大谷「ほどほどにな。じゃないと警察呼ばれるぞ…」
小池「さっきは簡単にスルーできたけど、今度はしつこいな…」
マルコス「なんでこいつらどこまでもくるんだよ!」
このしつこさに手を焼き始めるマリノス選手たち。今度こそ柏屋へ入店なるか!?
■それでもやっぱり無視するマリノス選手たち
【POINT】
ついてくる客引きは交番前まで誘導しちゃえ
どこまでもついてくる柏選手たち。これ裏返すと、自分たちが思った通りに動かせるということなんですよね。
マルコス「ほらー、こっちいっちゃうよー」
ヒシャルジソン「待ってください!ぜひ、うちの店で飲んで行ってください!」
瀬川「ヒシャ、ダメだ!そっち交番あるって!」
ティーラトン「今だ、後ろからこっそりと…」
畠中「ブンちゃんナイス!そのまま抜け出しちゃえ」
畠中のナイスアシストもあり、またもや客引きを回避することに成功。やり方を変えても中々入店してもらえませんでした。売り上げが...
5.お客さんを選別、もう逃さない
ネルシーニョ店長「ぐぬぬぬぬ…手段を変えても引っかからぬか…それならこうしてやる!」
あまりにも無視され続けるので、業を煮やしたネルシーニョ店長。後半からガラッとやり方を変えてきました。
・全然入店しなさそうな畠中と松原は無視
・それ以外の選手たちを捕まえ、どこまでも追い回す
・万が一かわされても、フリーな大谷が再度営業をしかける
とうとうお客さんを選別し始めました。来店の意思が全くない畠中や松原は無視。その代わり、喜田、小池、ティーラトン、天野、マルコスはしっかりと捕まえます。
喜田「こいつらしつこいなぁ…ずっと誘ってくるじゃん」
天野「あー、もう!うざったいな」
マルコス「やったー、何とか逃げられたよー」
このしつこさに辟易するも、何とか逃れられた人がいた模様。しかし、そこへ忍び寄る影が…
大谷「さあ、柏屋へどうぞ!お安くしますよー!」
マルコス「あれ、2人目!?やっとの思いで振り切ったのに…」
もう漏らすことは許されない。鬼気迫った思いを感じながら、マルコスは渋々お店に入るのでした…
■全力疾走で逃げてみる
【POINT】
キャッチがついてこれない速度で逃げてみる
仲間に捕まりそうになった小池。しかし、彼は猛然と駆け抜けることを開始。
仲間「くっ…なんだあの速度は!?無理だ…すまん、誰か頼む」
戸嶋「俺に任せろー(バリバリ)」
追いきれない仲間の分をフォローする戸嶋。しかし、そうすると本来彼が見なければいけないエリアが空くことに。
大谷「こんなときのために俺がいるんだよ。漏らさずアタックだ!」
ヒシャルジソン「俺も続くよ!!」
天野「あれ~、俺は無視ですか~?」
戸嶋が空けたところをカバーする大谷。そして更に空いたところをカバーするヒシャルジソン。うん、こうするともう手に負えないよね。天野は華麗に無視されてしまいました…
しかしマリノスにとっては好都合。スルスルっとコンビネーションでかわし、本来行きたかったお店を目指すことができました。
6.マリノスに足りないものを考えてみる
■ムカデ競争で速く進む練習
【POINT】
みんなで意識を揃えないと、ムカデ競争は進めない
ムカデ競争を想像してみましょう。あれって左右の足を揃えて進みますよね。掛け声なんかかけて、「1,2 1,2」といった具合に意思疎通を図ります。
サッカーとは11人のムカデ競争です。数人が左右逆の足を出した場面を想像してみてください。
畠中「いくぞー!」
エジガル「おー!(右足からだな)」
天野「わかった、わかった(左足からだな)」
全員「「1,2 痛っ!?ギャー!」」
天野「あ、右足からなのか。ごめんごめん。もう1回」
全員「「よーし。1,2 1,2」」
進み始めるのが1テンポ遅くなりますよね。このもたつきが運動会では命取りに…あっという間に他のクラスは先に行ってしまいます。意識を揃え、スムーズに進めることが大事です。
■とっとこ走るよ詠太郎
【POINT】
とーっとこ、走るよ詠太郎。すみーっこ、走るよ詠太郎。だーいすきなのはー。(はいせーの)カーットインなのさー。
えいたろさんはとっとこ走ります。すみっこで、隙間が小さくても走れる。マリちゃんずが今求めているのはそんなハム材(人材)なのです!
狭められるスペース。小さな隙間でスピードに乗せない。そんな対策をずっ取られてきました…これを打開したからこそ、みんな彼に視線を奪われ、ココロオドル状態になったのではないでしょうか。今後も期待が大きくなります。
7.スタッツ
■sofascore
■SPAIA
■トラッキングデータ
8.おわりに
柏屋の勧誘はきつかった...かなり魅力的だったよ...今回は引き分けでした。あれだけ作戦をポンポンと出せる店長、そういないって。
それでも都度対応しちゃうマリノスの選手たち。いやぁ、すごいですよねぇ。惜しむらくは2件目に行けなかったことです。二次会やりたかった...
また、課題もよくわかりましたよね。みんなで同じ意識を持つこと。狭いところでもとっとこ進むこと。今後もこれは変わらないはず。次の大分戦もそこに注目です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?