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【2020 J1 第17節】サガン鳥栖vs横浜F・マリノス ゆるれびゅ~

1.はじめに

 さあ、日曜朝の8時ごろといえばヒーローもののお時間ですよね。この日は華麗な変身をする鳥栖が相手。ヒーローらしく大技も持っているカッコいいチームです。対するのは、ちょっと卑怯かもしれない怪獣マリノス。そんな彼らの対決はどのような結末を迎えたのでしょうか。ヒーローvs怪獣大戦。はっじまーるよー!

2.スタメン

スタメン

■サガン鳥栖

4-4-2の布陣
・11人全員入れ替え…だと…!?
・期待の若手が多く入る新進気鋭なチーム

■横浜F・マリノス

3-4-2-1の布陣
・調子が有頂天なエリキはこの日も出ちゃうぜ!
・負傷者多数でも、今日も元気に3バック。連勤お疲れ様です!

3.変身する鳥栖と待たないマリノス

■鳥栖のフォームチェーンジ!(めっちゃ時間かかる)

鳥栖の可変

・右腕担当の森下は一生懸命決まった位置に動く
・右肩担当の樋口は外側から内側に移動
・これで超攻撃的合体ロボが完成する

 鳥栖は攻撃と守備のときに変身することが特徴。それも、超攻撃的なスタイルを打ち出すため。

「いくぞ!トランスフォーム!」
石井「俺はちょっと下がって左肩だな」
樋口「俺ちょっと遠いな、待っててね」
森下「うおおおおおおお!!急げええええええええ!!」
…しばらくおまちください…
…しばらくおまちください…
…しばらくおまちください…
「よし、全員配置についたな!これで変身完了!」

 人によって変身箇所が違う鳥栖。特に、森下はめっちゃ遠いところに移動しなければなりません。攻守が切り替わるたび、この距離走るんですよ…いやぁ、そりゃ変身にも時間がかかるわけだ

■相手が変身中でも攻撃しちゃうマリノス

ティーラトンフリー

【POINT】
相手が守備モードに変身中でも、おかまいなしに攻撃するマリノス

 某レンジャー某ライダー某別惑星の方某美少女戦士などなど。ヒーローものに変身は不可欠。そして、変身中の攻撃はご法度なのです。これは暗黙の了解。

樋口「うっ…ボールを奪われた。よし、守備モードに変身だ!」
森下「うおおおおおおお!!急げええええええええ!!」
喜田「ん?相手変身中でブンちゃんがら空きじゃん。そこを狙って…」
樋口「え!?変身中に手を出さないのはルールでしょ!?待って待って!」
森下「くっ…急いで戻りすぎた。間に合わない…」
ティーラトン「よーし、必殺、ティーラキャノン!」

 うん…マリノスに暗黙の了解とか通じないんだ…やっちゃえ日産だしね。(※決してそういう意味ではございません)

 鳥栖の弱点は森下の前。そこにいるティーラトンは、ものすごい時間を得ることができます。必殺技も撃つまでに時間がかかることが多いですよね。しかし、そういった大技が出せるほどの余裕が彼にはありました

 相手のどてっぱら(ゴール)に3発も入れてやりましが、これ全部ティーラトンの必殺技がきっかけだったんですよ。悲しいけど、これ戦争なのよね。卑怯っぽいことをするあたり、マリノスってダークヒーロー的ポジションなのかも?

■あまりにも大技を狙いすぎて…

カウンター

【POINT】
大技をかわされると、脆い箇所を突かれてしまう

 超攻撃的な鳥栖。マリノスを撃破するため、人数を割いた大技もどんどん使っていきます。後ろに残したのは松岡、ジョンス、原の3人だけ。残ったメンバー全員で攻撃準備を取ります。

小屋松「よし、行くぞ!俺たちの大技準備だ!」
原川「俺も参加するよ。人がたくさんいると火力上がるしね」
石井「発射よーい!狙いをよーく定めて…」

 何やら大人数で攻撃の準備をしている模様。おや?梶川が何かに気付いたようですね。

梶川「ん?あいつらの動き怪しいな…でかい攻撃くるんじゃないか。ちょっとズレてやろう」
「ああああ!動くと当たらないだろ!」

 大技って狙った方向にしか撃てないですよね…しかも撃ったあと隙だらけになるし…

梶川「今だ!相手は後ろの人数割きまくってるぞ。一気にジュニへ!」
サントス「サンキューかじ。さぁ、隙だらけの鳥栖に攻撃してやろうか!」

 その隙を逃すマリノスではありません。スッカスカな今が好機!速攻を仕掛け、守る時間を相手に与えませんでした。

4.あの頃は、ちょっとヤンチャしてたなぁ…

■若さ故の勢い

右サイドのズレ

【POINT】
若いときって前しか見ないよね…突っ込んじゃうんだ…

 マリノス前線の3人は若い心の持ち主。もうね、その頃は前しか見てませんし、多少無理しても何とかなるっしょ。とか思って生きてるもんなんですよ…

エリキ「内田に出たあああ。いくぞおおお!」
喜田「ちょ…エリキ…!?しゃーない、俺も出るか」
石井「ふっ…こいつら、まだまだ青いな。俺がドフリーよ!」
エリキ&喜田「しまった!?」

 若いって向こう見ずなところがいいですよね。しかし、それ故に行動を読まれやすかったり、ミスもしやすいです。若さ故の過ちというやつでしょうか。うん、主にお酒関連でいくつかあったなぁ…(遠い目)あの時は若かった。前半のマリノスも、そんな感じだったようです。

■大人の階段の~ぼる~

プレス改善

【POINT】
大人の階段を一歩上ったマリノスは落ち着きを手に入れる

 後半になると、大人な対応を見せるマリノス。前半に比べ、落ち着きを手に入れた模様。

マルコス「いいかサントス。突っ込むだけじゃ素敵なジェントルマンになれない。落ち着きこそ大事なんだぜ」
サントス「そうなの?俺もっと遊んでたいよ!オールナイトしたいよ!」
エリキ「ほんとは俺もそうさ。けどそろそろね、落ち着いてもいいかなって」
マルコス「そういう分別はつけて行動しないとな」

 いやぁ、大人の階段上りましたね。若いころの想い出をいっぱいに抱え、1つ成長しました。

 落ち着いたのは彼らだけではありません。試合全体もそうです。いつものがむしゃらさは少し失われましたが、それも自分たちの意思。人って成長するんですねぇ…(しみじみ)

5.はしゃぎすぎた引率のチアゴ先生

フォアリベロの代償

【POINT】
テンション上がっちゃったチアゴ先生。監督役を忘れはしゃぐ

 今日は鳥栖の生徒たちと一緒に遠足。チアゴ先生は引率として、一番後ろから生徒たちの様子を見ます。しかし、この日はやけにハイテンション。生徒たち以上に楽しみにしていたようです。

チアゴ「遠足楽しいね!みんなで歩いて山登り。頂上での景色が待ちきれない!」
「せんせー。ちょっと歩くの早いよー」
チアゴ「あー、ごめんごめん。ついウキウキしちゃって」

 こんな具合に、生徒たちを追い抜いちゃうほど。ルンルンすぎて、何度も前に出ちゃうんですよね。そのたび、生徒にたしなめられていました。しかし、遂に事件が起きてしまったのです…

チアゴ「もう楽しみすぎる!キャッほーい!また前に出ちゃうもんねー」
松原「せんせー。宏太くんが転んじゃったみたいです」
チアゴ「何っ大丈夫か!ばんそうこうはどこだったっけ?」
「あー、もう付き合ってらんねー。俺帰るわ」

 なんと、転んだ水沼を治療している間、林が帰宅してしまったようです。これには梶川教頭もおかんむり。

梶川「チアゴ先生!何してたんですか!ちゃんと見てないとダメでしょう」
チアゴ「はい…すみませんでした…」
梶川「謝って済むことじゃないの!これで自宅謹慎になったんだからね!」
チアゴ「はい…以後気を付けます…」

 はっちゃけた代償は重かった…この自宅謹慎は痛いです。あやうく解雇に持ってかれるところでした。生徒たちと共に楽しむのはいいですが、場と節度をわきまえることが大事ですよね。

6.スタッツ

マッチレポート - J1レポート note用-1

■sofascore

■SPAIA

■トラッキングデータ

7.おわりに

 変身中の相手を殴っちゃうようなヒーローものバトル。大人な姿を見せた一方。チアゴ先生がはしゃいじゃう姿もありました。何にしても、成長具合を見れるのって、幸せなことですよね。改めてそれを実感しました。

 さあ、次はホームに戻って仙台です。前回は裸の王様として臨み、何とか勝利をもぎとることができました。最近は裸の王様感が薄れたような気がします。これはいいことなんですかね?(笑)チャレンジャーとしての覚悟ができたのかもしれません。次も挑み、そして勝ちましょう。

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