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【2020 J1 第10節】大分トリニータvs横浜F・マリノス ゆるれびゅ~

1.はじめに

 去年落とした数少ない単位。その1つは、大分大学に所属する片野坂教授の「対マリノス学」でした。何とか留年は免れましたが、今年こそ取らないと卒業が危うい。安心して就活に臨むためにも、この日のテスト、落とすことはできません!決死の思いで臨んだこの部隊。振り返っていきましょう。

2.スタメン

スタメン

■大分トリニータ

・3-4-2-1の布陣
・岩田と三平がスタメンで復帰
・田中達也はウイングバック起用

■横浜F・マリノス

・4-2-1-3の布陣
・チアゴが負傷から復帰。おかえり!
・前田大然がマリノスデビューを飾る

3.あっ、これ進研ゼミでやっ…てないところだ!?

■一夜漬けに励むマリノス

マリノス事前の狙い

 過密日程の中、一夜漬けに励むマリノス。もうテストまで時間がない!こうなったらヤマを張るしかない…

ボス「えーっと、今までの大分は…守備のとき5人が一番後ろにいるのか。それなら、その攻略法を勉強しよう」
ボス「うーん…エリキ、オナイウ、大然の3人を近いところに配置。相手はこっちについてくるから、それを利用して抜け出してもらおう!」
ボス「じゃあ次だ。前線は…フォワードが1人で追い回す形ね。うん、それなら横が空くはずだ。小池やティーラトンは外側にいるようにしてもらおう」
ボス「よし、これでバッチリ!さすが進研ゼミだね!」

 さすが我らの進研ゼミ。テスト直前でも助けてくれるぜ!これで赤点は免れるはず。意気揚々と大分の地へ乗り込みます。

■いじわるな片野坂教授

大分の守備

片野坂教授「えー、皆さん、遠路はるばる大分へようこそ。歓迎いたします」
マリノス「おー、昨年も手痛い講義をしてくださった片野坂教授だ」
片野坂教授「では、早速テストに移ります。えー、本日皆さんに問いていただきたいのは、4バックの攻略法になります」
マリノス「え!?5バックじゃないの!?それは勉強してないよ…」

 なんと!5バックにヤマを張ったのですが、この日テストで出たのは4バック。そんなの勉強してないよ!!「あっ、これ進研ゼミでやったところだ!」これ言う準備めっちゃしてきたのに…

 仕方ないので、ヤマを張ったやり方で問題を解くことに。当然何もわかりません。問題が全然解けず、手詰まりの状態に…

前田「くそっ、この問題こうやって解くんじゃねえのかよ!」
エリキ「全然答えにたどり着けない…」
小池「なんなら正解から遠のいてる気もするな…」

 こんなに手応えのないテストが、かつてあっただろうか…いや、ない!(反語)そりゃ反語も飛び出すよ!だってわからないんだもん!もう赤点だー。゚(゚´ω`゚)゚。

3.これもテスト範囲だったの…

空転するハイプレス

 いつもはボランチを後ろに下げ、前後を繋ぐ中継地点を1人にしていた大分。当然マリノスもそうだと思い、一夜漬けに励んできました。

マルコス「あれっ!?大分って真ん中1人じゃないの!?これだと俺1人じゃ見れない…」
島川「フハハハハ、もっと試験範囲をくまなく勉強しとくべきだったね」
長谷川「そんなんじゃ大分学検定は受からないよー」

 またもや進研ゼミに裏切られたマリノス。おのれしまじろう…こんなに当たらないならZ会に入っちゃうぞ!

■昼休憩後の持ち直し

ハイプレスの修正

【POINT】
 扇原が予習を捨てて、臨機応変に問題を解くようになる

 このままでは赤点になってしまう。さすがにまずいと思った扇原が、予習を捨てました。今ある問題を解こうと必死になります。

扇原「もう進研ゼミの時代は終わったんだ。俺たちで新しい公式を作ろうぜ!」

 さすがキャプテン、言うことがカッコいいぜ!この対応により、マルコスが見きれない問題は解くことができました。中盤を経由して、サイドを変えられることは少なくなったようです。

4.公式に忠実で、応用問題が解けない

3トップの飛び出し

 エリキ、オナイウ、大然たちは、事前に勉強した公式に従います。

前田「俺らはこれしか勉強してねーんだ!意地でもこれで解いてやる」
エリキ「そうだそうだ、進研ゼミはすごいんだぞ!」
オナイウ「俺たちの力、見せつけてやる!」

 なんと、3人とも同じ解き方で同じ答えを出していました。それも同時にです。ここまで見事に揃っているとは…

 しかし、それだと採点する片野坂教授は仕事が減って楽です。

片野坂教授「こいつら同じ間違いしてるのなー。全員バツだ!」

 この3人が赤点だったのは言うまでもありませんね…

5.今までの成果を出してみる

 もう一夜漬けしたもので解くのは諦めました。こうなれば潔く散ろうではありませんか。普段の授業内容を思い出し、自分たちのやり方で問題にぶつかるよう修正します。

ハーフスペースアタック

大津「えーっと、外に出るのがいつもやってることだよな」
サントス「そこ空いた!俺が下りる」
皓太「食らえー!これが伝家の宝刀、ハーフスペースアタックだ!」

 なんかカッコいい横文字が出てきましたが、いつも通りテストに臨むようになったマリノス。これで問題が少しだけ解けました。

 しかし、このとき出てたメンバーは、あまり一緒に勉強してこなかったもの同士。阿吽の呼吸でテスト問題を解くことはそう多くできませんでした。惜しい場面を作るも、結局もらえるのは三角ばかり…やはり赤点でした。

6.スタッツ

マッチレポート - J1レポート note用-1

■sofascore

■SPAIA

■トラッキングデータ

7.おわりに

 進研ゼミをもってしても取れなかった…この単位どんだけ難しいのよ…片野坂教授は夏休みの宿題をたんまりと出してくれました。これ夏のうちに解き終わるのかな…途方に暮れながらも、これに取り組んでいかなければなりません。

 新しい生徒がたくさん入りましたし、怪我人も出たり戻ったりの状態。マリノス組はまだまだ入れ替わりが激しいです。その中でもみんなで同じ内容を勉強し、今後出てくる問題も一丸となって解けるよう、練習に励みましょう。

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