新興国ビジネス事例研究 各事例からの学び - 2/3

アフリカ ゲスト⑤:山川博功さん(ビィ・フォア―ド)

どんなビジネス?:アフリカへの中古車越境EC

日本車(中古車)はアフリカで人気。走っている車の8割が日本車という国も。特に東アフリカは元々イギリスが宗主国であった国が多く、右ハンドルなので日本車が重宝される。日本車(中古車)は総じて程度が良くコストパフォーマンスが高い。アフリカからの問い合わせをきっかけにビジネスを拡大。年商650億(2020年)を超えるビジネスに成長。

何故これだけビジネスを拡大できたか?:ITの積極活用

「仕入れ➡車の登録➡検索➡見積り➡入金➡輸送手配➡整備➡配送」という一連のプロセスにITを積極活用。仕入れであれば何が売れ筋で、どんな車を仕入れれば良いかをデータドリブンで判断。車は写真を豊富に登録して購入者の不安を軽減。検索ではID登録なしにtotalの見積額を閲覧可能に。入金確認、輸送手配は実行されたら自動でメールが飛ぶ。
海外からの中古車購入という、金額も不安も大きな買い物を、ITを駆使して解決することを試みる、半IT企業。

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