見出し画像

21世紀の啓蒙の要約パート2【忙しい人向け】

前回の続きです。
21世紀の啓蒙の要約パート1【忙しい人向け】
21世期の啓蒙というビルゲイツ絶賛の本の要約です。

いかに富は想像され、繁栄が実現するか

画像1

富は魔法のように生まれるのではないです。
富は農民や職人が効率的なやり方で、工夫、スキル、労働の成果などを互いに交換し合うネットワークによって作られる。

人々は仕事を専門に分けることで作業を効率化することができた。
だからみんなが自分の活動以上の対価を得られることができる。

要約すると、
「みんなが専門に仕事をすると、その人が効率よく仕事ができます。そうすることでの対価は1人で全ての仕事を行うことよりも大きな価値を生み出せます。その交換のネットワークが富です。」

ということです。

パン屋と仕立て屋が戦争すれば、仕立て屋は明日から自分でパンを作らなければならなくなります。
そのパンは、パン屋が作るパンよりも美味しく無いですよね。これは世界の富が減っていると言っても良いですよね。

平和は実現不可能なものではない

画像2

平和であることは不可能だと考えられてきました
しかし、現在はいくつかは解決することができてきました

少し前の啓蒙主義者がそうさせたのだけれど、彼らも結局間違っていました。
その間違いの原因はその時代の情報によるものでした。

重要なのは思想家の人格ではなく、「思想そのもの」です。

昔の彼らが知らなかったけれど、私たちが知っているから、彼らの価値は無いということではありません。

それが次の3つが重要な鍵です。

エントロピー、進化、情報

要約すると
「思想家は今となっては間違っていたこともあるが、思想自体は正しい。重要なのは思想そのものです。こうして時代は進歩するが「エントロピー、進化、情報」で説明できます。」

パン屋さんは10年前に最高にうまいパンのレシピを作ることができました。
しかし今となっては10年前のレシピパンは美味しくはなく、それより遥かに美味しいパンが作れます。

とはいえパン屋は「美味しいパン」を作るという考えで改善をしてきました。

10年前のパン屋のレシピは今となっては価値が低いですが、考え自体は素晴らしいものですよね。その考えは今も価値あるものです。

第2章 人間を理解する鍵エントロピー、進化、情報

人間を理解する第一の鍵エントロピー

画像3

エントロピーとは、規律が整っている、いないを表す状態です。
エントロピーが増大する とは規律が整っていないことです。

海の砂は規律が整っていませんが、砂で城を作ったら規律が整いますよね。
しかし明日になれば、城は崩れています。
これはエントロピーが増大した結果です。規律がない方向に宇宙は向かいます。

簡単な物理学の話です。
熱力学第二法則では、孤立したところ(外からのエネルギーが入ってこない状態)ではエントロピーはエントロピーは決して減少しません。

しかし、生命は秩序ある作りです。
命の目的とは、エントロピーに逆らい秩序という避難所を作ることです。

これはエントロピーが減少しているように見えます。
これは地球だけとしてみればそうですが、太陽からのエネルギーを受け取っているからエントロピーが減少しているように見えるだけです。

視点の規模を宇宙としてみるならエントロピーは常に増大(規律が整っていない状態)しています。

宇宙の終わりは、エントロピーが増大しエネルギーが動かない何も起きない空間(熱的死)になる可能性があります。

要約すると
「生命はエントロピーに逆らっているように見えるということです。とはいえ、エントロピーに逆らうことは宇宙規模では絶対的に無理です。」
ということです。

人間は秩序ある作りですが、これはいつか無くなるよ。
とはいえ、人間は秩序を作ることができますよね。
パンがなれければ、作れば良いじゃないってことですね。

人間を理解する第二の鍵進化

画像4

生命は秩序ある作りをしています。
耳は音を拾うために独特な形をしていますが、これは神が作ったわけではありません。

生き物の複製するシステムの過程で生まれたものです。

生物は秩序ある作りをしていますが、これは先ほどの熱力学第二の法則に逆らうように見えますが、地球の生物は太陽からのエネルギーを受け取っているので結局はエントロピーは増大しています。

太陽のエネルギーで植物が育ち、植物のエネルギーで動物が食べる。
食べられないように植物が毒や針を進化する。
食べられるように動物が強靭な肉体に進化する。

進化はエントロピー増大の法則により遺伝子のエラーで突然変異で引き起こりました。

こうして、多くの秩序ある生命体が進化しながら生まれ人間ができました。

要約すると
「エネルギーを貰って複製する。これを繰り返して自分の複製をするために効率良いように進化をしている。」
ということです

人間は生物の進化で生まれたと説明したいようです。それは秩序ある形ですよね。
秩序ある形が進化とともにできてきています。
元々は微生物だったのに、令和には人間になっています。
進化により微生物より秩序ある形の人間になったことは、エントロピーが減少しているということですね。

人間を理解する第3の鍵情報

画像5

情報はエントロピー減少といえます。

情報は猿が適当にタイプライターを打った文字は秩序ある情報とはいえません。

知能は脳のニューロンのシナプスによって目的を持って情報を作ります。
人間性では重要なのは秩序ある情報です。

とはいえ、秩序ある情報を作るためには「まず食うこと、それから道徳」です。

なので世界の人にエネルギーを供給することで道徳的な利益を生み出せるようになる。

要約すると
「情報はエントロピーが減少している。そのエントロピーを減少させるのは人間なので、多くの人にエネルギーを供給しよう」
ということです。

インターネットには多くの情報があります。
とはいえ、信用できない情報。利益を生み出さない情報。効率の悪い情報。というのが確かに存在しますよね。
それらを効率よく利益を生み出す情報だけになれば、それはエントロピーが減少していることになりますね。
そうすることで効率よくなりますよね。

googleなどのSEOの思想も本質的にはこれに行き着くのではないでしょうか。

続く...


人気記事 依存させてくるサイコパスの特徴 https://note.com/hiratagood/n/naf33536ef806 マウントしてくる人の特徴【対処法:褒めると簡単に落ちます。】 https://note.com/hiratagood/n/n5958d8604da5