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相手の行動を変える方法【結論:初期設定をやってほしいことにするだけ】

私たちはやりたいことがあったとしてもそれができないように脳が制限を作っています。
それは現状維持バイアスと言う心理学の思い込みが発生させているんです。
なぜこんなことが起きるのかを心理学的に解説します。

人間が繁栄できたのは生きることができる道を何度も選んできたからです。
なので今やっていることを繰り返していれば人間は生きていけることができます。

それが急に新しいことをした場合、生きていく確率は少し下がります。
例えば、どんぐりで20年間生きていけたのに、キノコを食べてみようと考えた人間は、毒キノコで死んでしまう人もいれば、生きる人もいます。
新しいことに挑戦しなければ死ななくて済んだのに
と言った具合です。

だから私たちの行動は新しいことをしないように脳が発展してきました。
自分がしたいと思った行動もできなくなっているんです。

新しいことに挑戦できないのは自然なことなんです。

でも、新しいことに挑戦したいですよね。
そう思ってる人の役に立ちたいですよね。

実は現状維持バイアスを逆手に取ったみんなが幸せになる裏技があるんです。

下記は実験結果です。

デフォルトには非常に大きな意味を持っていた。ある研究で被験者が臓器提供者にチェックしなければならなかった場合は42%しかしなかった。しかしチェックを外さないといけなかった場合は82%がドナー登録することに同意した。
実践行動経済学より引用

簡単に要約すると
初期設定をやることにして、やらない場合にひと手間かける。
ということです。

少し分かりづらいですね。
ドナーを登録するのにチェックをつけなければいけないと言うのは少し面倒ですよね。
私もドナー登録はしてもいいんだけどそれにかかる手間を考えたら、やりたくないです。

これがもしドナーを登録することが最初から決まっているなら難しいことを考えなくていいのでそのまま登録してしまいます。

やりたくないならその意思表示としてやりたくないと言えば済みます。

これで、私がしたかったことをたった1つの方法でさせてくれるすばらしい解決策です。

具体的にビジネスに落とし込んでみます。

悪用厳禁なテクニックとなります。
ノートパソコンが欲しいとします。

10万円で購入できるノートパソコンがありますが、他のメーカーのノートパソコンと比較しても明らかに性能が良く少しだけお得です。
このノートパソコンを買うときに、性能を変更できる設定画面をつくります。

100,000円の場合は3番目の性能。
150,000円の場合は2番目の性能で、コスパ100,000円よりは少し悪くなる。
200,000円の場合は1番の性能で、コスパは150,000円の場合より少し悪くなる。

最初にチェックが入っているものは200,000円のノートパソコンとする。

すると、さっきは100,000円のノートパソコンが欲しいと思っていたが、やはり良い性能の200,000円のノートパソコンが初期設定になっているので、初期設定になっている方が欲しくなる。

ということになります。
これはあまり快い方法ではないですね。

とはいえ、この方法は、人に良いと思える行動を促すことができる唯一の方法です。
ビジネスをする以外に、例えば健康等を促進するための方法として有意義に使うことが可能です。
そのようなことができる権限を持つ人はぜひ使って欲しいところです。
実践行動経済学と言う本では、人々に最良の道を促すテクニックや、具体例を紹介しています。

まとめ
初期設定で人を動かす

人の生き方には二種類しかない。一つは奇跡など起こらないだろうと思う生き方、もう一つは、奇跡は必ず訪れると思う生き方
デール・カーネギ

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最近の情報に無意識に思考が操作されます。可用性ヒューリスティック
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ブログ・心理学・農業を愛しています。 新卒で大手企業に就職→7年で退職→農家に転職→心理学を学習→ブログを書きまくる。心理学の使えるテクニック、農家マーケティング、心理分析など記事を書いています。犬が好き🐕
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