人の脳を1分でバグらせ利用する方法【結論→穴埋め現象】

人間の脳は意外と大雑把なんです。実際に大雑把だなぁ。と自分ですぐに分かる方法があったのでご紹介します。この間にプールで泳いだ後に見た本でしたがとても面白かったです。きっと驚きますよ。後半は絶対に人には教えたくない内緒話という構成で書いています。

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穴埋め現象はとても強力で 、だまされるものかと思っていても阻止できない 。ためしに 、つぎの単語リストを読んで 、読み終えたらすぐにリストを手で隠してみてほしい 。あなたをだましてみせよう 。
ベッド
起きる
いびき
休息
いねむり
昼寝
目覚め
毛布
平安
疲れ
うたた寝
あくび夢
まどろみ
睡眠
ここからが引っかけだ 。つぎの単語のうち 、リストにないのはどれか ?
ベッド 、うたた寝 、眠る 、ガソリン 。
そう 、正解は 「ガソリン 」 

だがもう一つ正解がある 。 「眠る 」だ 。
明日の幸せを科学するより参考

要約すると
脳は記憶を圧縮するので、似たデータは本当に実在したものになる。
ということです。

大雑把すぎる脳

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私たちの脳は素晴らしく記憶してくれますが、機械のように詳細をきっちり記憶しているわけではありません。

なんとなく、それっぽい要点だけをざっくり記憶してくれます。

なので、記憶を思い出すときは、それっぽいものを作り上げます。
そして、それっぽいものを我々は盲信し本当にあったと錯覚して納得してしまいます。

具体的な生活に落とし込んで見ましょう。
これの面白い大衆への使い方が存在しています。

セレブ、大金持ち、芸能人の人の私生活を具体的に想像してみてください。

どんなことをしているでしょうか?

セレブの暮らしの想像

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なんとなく想像したのは、
よく映画で見るようなセレブ的な暮らしではありませんか?



それは例えば、

プールがある豪邸に住んでいて、
そして、青空の下でシャンパンを飲んでいたりとか?


そんなことを思い浮かべたのではありませんでしたか?

当たっているかは別として、実際にその人達はそんな暮らしをしているのは極少数です。
私たちは お金持ち=裕福な暮らし という記憶の穴埋めをしています。

なので、実際にやっていることは普通の人と変わらないことをしているとは全く想像できませんよね。

SNSで利用する穴埋め現象

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もう少し短かな例でいくと、
SN Sでは充実しているシーンを切り取って写真をアップロードをしていますよね。

そんな写真が並ぶのであれば、その人の暮らしは全て充実しているのではないか?と錯覚してしまいます。

これが私たちの脳内で起きている「穴埋め現象」です。

これになんのメリットがあるのか?
と言われれば、実は大きなメリットがあります。

承認欲求を満たすという目的もあると思いますが、他の目的としてブランドを作りだせます。

1回目「この人はまた高級なことしてる」
2回目「またいい車を買ってる」
3回目「またいい時計を買っている」

→「それはこの人がすごい人だからお金持ちなんだ。」穴埋め現象

4回目「?」 ←ここに入るのはなんでしょうか?

そうですね。お金を使って何かを買っていますね。


これは脳が統計的な情報を集めて判断しているから起こることです。
すごい人かどうかは分かりませんが「お金がある人はすごい人だろう」という統計的な予測から納得できる理由をでっち上げる可能性が高いです。

これがメンタリズムです。ただこれは確率を上げるだけで100%ではありません。

無意識の予測とは

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例えば
ボタンを押したら50%の確率で100円か1000円のお金が出る装置を作りました。

A と Bの装置で次に出る金額を予想してください。

A 100円→ 100円→ 100円→?
B1000円→1000円→1000円→?

Aは次も100円ではないか?と予想しますよね。
Bは次も1000円ではないか?と予想しますよね。


今回の装置はたまたま運が良かったり悪かったりしただけです。
連続したのはまぐれです。


確率は50%なので、どちらを選んでも期待できる金額は一緒です。

これは合理的な脳なら考えられます。

とはいえ私たちの脳は違います。


感情的に、なんとなく、次来るのは「今までの経験則だ」と無意識に予想してしまいますよね。

合理的な判断も分かっていながらそれに引っ張られてしまいます。
これが脳の錯覚のメカニズムです。



ではこうしたらどうでしょう。

お金がある → お金がある →お金がある →?

つまりそういうことです。
先ほどのブランド作りに応用されています。

今までの話を要約すると、次のような構造になります。

・お金ある(過去の記憶)
→お金ある(過去の記憶)
→お金ある(過去の記憶)

→お金ある(未来の想像)
お金ある = すごい人【ブランディング】 という連想ゲーム

この人はすごい人だ。と無意識に錯覚させられているということです。



私たちは経験則で判断してしまう脳を持っています。
これが「穴埋め現象」です。
メンタリズムの基礎なのでとても便利ですよ。

YESセットの法則(YESと強制的に言わせるテクニック)の根本的な理由はこれだと私は個人的に思います。

関連記事
3秒で思い通りにさせる人の特徴【YESセットの法則】

簡単に汎用的な使い方をまとめると

・見ている時にいい人を繰り返す。
→見ていない時のことを想像する
→いい人と勝手に未来を想像する。
→好感度高くなる(単純接触効果)

結果:見てない時もいい人になる。

内緒話

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少し難易度の高い内緒話ですが、
これを応用することで、空想上のパーフェクトヒューマンが生まれます。

いわゆるカリスマ、天才、有名人になるということです。

注意点としてはこれらは、1人では生まれません。
多人数が空想上の虚構を想像することで生まれます。

カリスマを思い浮かべて、素晴らしいことしか想像できないですよね。
それは、彼らの素晴らしい功績しか知らないからです。
だから他の泥臭いことをしているシーンや、失敗していることを全く想像できません。

多くの人は自分で完璧だとでっち上げ、錯覚させられています。
それが、今の有名人たちの正体です。
宗教の教祖様がこのメンタリズムの使い手です。


では、どうしたらそんなカリスマになれるでしょうか?

実は答えはあるんです。

ここからは内緒の話です。ご内密に。



「良いことを繰り返すだけです。」

っえ?って感じですよね。

ネタバレすると、ただ穴埋め現象を利用し、周りの人に未来に期待してもらいます。
そのために、今良いことをして未来に錯覚してもらうだけです。


多くの人に尽くし、多くの人に価値を与え、多くの人を助けた人が全てを手に入れる条件の一つのようですね。

感情に合理的な心理学責めの儲け話

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ちなみに、うまい儲け話があるなら教えるわけないです。

自分が価値儲け話を知っている立場で合理的に考えてみればすぐに分かります。


希少性の価値が落ちて、大暴落しますから。
うまい話を聞けるのは、お金持ちか信頼できる人だけです。

100万円儲かる話があって、1人でそれをやる。
100万円儲かる話があって、2人でそれをやる。

なら、1人でやりますよね。
あなたならいくらなら教えますか?
どういう人に教えますか?

お金を支払う人に教えますよね。この場合は私なら50万以上で教えます。
もしくは、信用できる人(身内、親友、お金持ち、ビジネスパートナー、信用できる人、なんか良い奴)に教えますよね。

つまり、儲け話しを聞きたいなら
一般人が狙えるポジションは「なんか良い奴」のポジションだけです。

例えばこんな人です。

ノリがいい人、面白い人、気に入った人、何事も全力でやるバカ、他人を無条件で助ける奴

どうですか?こんな人を友達にしたくないですか?
こんな人なら信用して、一緒に儲けたいと思いませんか?

なら自分がそんな人になれたら、人生がヌルゲー化するかもしれませんね。

まとめ
良い行いをし、多くの人に認知してもらう。
すると、裏で普通の人でも良い人になれる。

信頼とは行為であり状態でもある。
それは、信頼が人々の間で共有され、返したり返されたりするものであることを意味する。これこそ、人がどうやって上司を上回るリーダーになるかという問題の核心を示している。スティーブン・R・コビィー

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