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フルリモートでもリアルオフィスなエクスペリエンスを実現させたい、Gatherで。

この記事はビビッドガーデン Advent Calendar 2021の8日目です。

フルリモートでのお仕事が続いた2021年もまもなく終わりますね。今年こそはAKBに紅白復帰して欲しいなと思っていました。
ビビッドガーデンではここ数ヶ月、感染対策をした上で希望者は週1日程度出社するというスタイルで仕事をしています。

そして久々に出社してみるとフルリモートな日々で忘れかけていた感覚が呼び起こされ、「やはり出社はいいなぁ」という気持ちで胸がいっぱいになります。

  • テキストだと10分かかる相談が1分でできる

  • しょうもない雑談でリラックスする、何かが生まれる

  • 他部署のメンバーの顔が見えて、声が聞こえる

忘れ去ってしまうその前に、改めてこのエクスペリエンスをリモートでも実現させたい。そしてそれに近いエクスペリエンスを実現できたので、年の瀬に僭越ながら共有したいと思います。

選ばれたのはGatherでした

トゥギャザーしようぜ!でおなじみのギャザー

いくつかのツールを試しましたが現状ではGatherが最も近そうということでプロダクト開発組織で活用されています。
GatherについてはClassmethodさんのこちらの記事がわかりやすすぎます。

弊社の状況は以下です。

  • プロダクト開発組織 20-30名ほど(曜日によって稼働する人数が変動します)

  • 職種はエンジニア、デザイナー、PdMなど

  • 遠方に居住しているなどの理由でそもそもオフィス出社しない人が10名ほど

上記見て頂けると分かるように、たまーに出社すればエクスペリエンスをある程度体験できるので大丈夫というメンバーがいる一方で、そもそも出社をしないがそのようなエクスペリエンスを求めているメンバーも多くいます。

ということでオフィスでは実現できるのにリモートでは実現できていなかったエクスペリエンスをGatherでどう実現できたのか、書いていきます。

テキストだと10分かかる相談が1分でできる

オフィスでよくある「今ちょっと口頭でいいですか?」、やMTG後の「ちょっとすり合わせさせて」が比較的スムーズにできます。

ちょっといいですか?の現場

テキストでやると「今いいですか?hogehoge」 => n分後「そうっすね。fugafuga」だったり、
「ちょっとどこかでMeetできます?」=> 「m時にやりますか」みたいな感じになりますよね。

GatherではQuietモードという「ちょっと今集中してます」という意思表示ができる機能があり(チーム内でその状況の認識のすり合わせは必要)、そのモードになってないときはいつ喋りかけても大丈夫という決め事をしています。

赤ポチが「ちょっと今集中してます」の合図です

なので各々のメンバーのデスクに行って「〇〇さーんちょっといいすか」というのも事前の確認無しにできるわけです。

ただ、もちろん弊害もあります。
テキストコミュニケーションの利点としてテキストで履歴が残り周りの目にも入るということが情報のサイロ化を未然に防ぐという副次的効果がありました。(無論これはテキストでも口語コミュニケーションでも関係なく決定事項は決まった場所に書いて共有するというルールがあるべきです)

また、最近は全く聞かなくなった「後輩からの質問が多くて・・・」という話ももしかしたら出てくるかもしれません。
個人的にはテキストコミュニケーションが主体になった影響で質問を含めた全体のコミュニケーション量が必要以上に減ってしまっている可能性の方が懸念だと思っています。

適切なルール設定の元に運用できると必要十分なコミュニケーションが確保出来るのではないでしょうか。

しょうもない雑談でリラックスする、何かが生まれる

このリモート作業下で最も失われた時間は雑談の時間だと言われています。
細かなコミュニケーションの積み重ねから生まれる一体感も、会話の中からたまたま芽生えたアイデアも失ってしまったのです。

無くしてから分かるありがたさ・・・ですがGatherなら大丈夫
休憩場所にいくとたまたまいたメンバーとお話するのもよし。

デザイナーが迂闊に本気だすとすごい

オフィス内散歩でたまたますれ違ったメンバーとお話するのもよしです。

「おっ、最近なにやってるんすか〜」

この「雑談を自然に生む」という取り組みは、いままでRemo、Slackのハドル、Discordなどを試してきました。
どれも「ちょっと今良いですか?」の事前確認が入ったり、喋りかけようにも人がいっぱいいすぎて心理的に難しかったりして、うまくいくものがありませんでした。

Gatherは相手のお気持ち(顔色)が見えることがこの使いやすさにつながっているように思えます。
Quietモードであれば集中している。雑談ブースにいる場合は雑に絡める。すれ違ったとしても相手が止まればそのまま会話が始まる。この使い勝手が自然な雑談を生んでくれています。

他部署のメンバーの顔が見えて、声が聞こえる

リモートだと仕事で普段関わらない人との接点がマジで0になります。
もちろん社内ランチやイベントで一緒になることはありますが、何気ないおしゃべりとかは本当に無くなってしまいますよね。
でもGatherなら大丈夫。隣りにいますから。

これはとあるエンジニアの日報です。

2人がここで出会わなかったら・・・

そう、Gatherがあったから出会えたのです。

ビビッドガーデンはこの一年で20人から40人近くにメンバーが増えました。業務委託やアルバイトの方などを含めると80人近くになります。

この人数が急拡大するタイミングでのフルリモートは、急速に「知ってる人が相対的に狭まる」状態を作り、中長期的には会社全体を見る視点が薄まる、会社全体へ働きかけるために必要な労力は反比例的に増えるという状況に繋がります。

そんな中でGatherの「他部署ということを意識せずに自然に繋がれる」という特性は非常に良くハマったのかなと思っています。

そして広がるGatherの輪

逆にネガティブかもと思った点

  • アイコンがアバターなのでパッと見の認知負荷は高い

    • Slackのアイコンにしたほうが認知負荷は下がるがそれはもはやGatherではないな・・・

  • 同時会話が大人数になればなるほどネットワーク強度に左右されやすい

    • 課金したら良くなるかもしれません!!(未検証)

  • 背景設定、背景ぼかし機能が無い

    • これは中の人に念力を飛ばす他ありません

最後に

単純に、GatherはUI含めた体験、いやエクスペリエンス自体が面白いというのもあります。
部屋のレイアウトを変えたり、オブジェクトを置けたりするBuild機能があるのですが、希望する人にはバンバン渡すようにしています。

するとなんということでしょう。1日でオフィスの見た目がちょっとずつ変わっていくんですよね。

ツールってあくまでツールなので、メンバーを巻き込んで使い続けてもらうためには一工夫必要になると思っています。
しかしGatherは自然に「また使ってみたい」と思わせる魔力があります。

魔力に支配された人々の成れの果て

ぜひ皆さんもリモートで失ってしまったリアルオフィスなエクスペリエンスを取り戻してみてください。

ビビッドガーデンでは一緒にギャザーをトゥギャザーするメンバーを募集しています。
いずれもまずはカジュアル面談から始まりますので、気軽にエントリーお待ちしています。



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