造形教室ギャラリー:::ポストカード、イヤーカフ、オブジェ、デッサン!(一般)
T-BOX造形教室で最近生まれた作品たちをご紹介します。
ヨウコさんのポストカード
独特の明るい色使いが人気のヨウコさん。普段は大きな画用紙で作品作りをしていますが、合間にポストカードサイズの絵も描いています。今回もきれいな色使いの素敵な作品ができました。額縁のように縁どられた模様や毛並みの表現がとても細かいです。つまようじを使って描くこともあるんですよ。最後にニスを塗って仕上げました。完成おめでとうございます!
ミワコさんのイヤーカフ
こちらは前回体験で作った作品をご紹介しましたミワコさん。ご入会後、バリバリと制作を始めています。前回同様にご自身のアルコールインクアートを透かしたガラスのカボションを使って、イヤーカフにも、ピンキーリングにもなるアイテムを作りました。作り方を早く会得しようという気持ちが伝わってくるミワコさん。バーナーワークもどんどん挑戦してロウ付けなどもまずは自分でやってみる。意外とロウ付けの段になると「先生お願いします…。」という生徒さんも多いのですが、ミワコさんは臆することなくどんどんやってみる。帰ったら教室の復習をしながらメモをとり今度は何を作ろうかと思いを巡らせているようです。意欲旺盛な姿勢に私たちもなんだか刺激を受けます!
3つ完成しました。素敵ですね。
ヒロミさんの鳥さんオブジェ
ヒロミさんの鳥さんが完成しました。真ん中の大きな鳥さんが今回の作品。両脇の小さな鳥さんたちも、ヒロミさんの作品です。大きさの違いがよくわかるので、一緒に撮らせていただきました。素材はピューター。ピューターは融点が低いのでガスコンロでも溶かすことができます。T-BOXで鋳造しました。なま型と呼ばれる、特殊な砂を固めた鋳型を作り、溶かしたピューターを流し込みました。きれいに磨いて完成です!
マサキちゃんのデッサン
こちらのデッサンはマサキちゃん。高校3年生。実はマサキちゃん、T-BOX造形教室こどもの部の卒業生なのです!高校3年生になってカムバックしてくました!美術の進路を選んだとのことで、土曜のみどりクラスと、一般の部を行ったり来たりしながら、忙しい高校生活の合間に通ってくれました。私たちはなんだかとっても嬉しかったです。そして!秋には女子美の試験に合格。この春からは大学生です。嬉しいですね~。合格おめでとうございます!
で、このデッサンは入学前の大学の課題。教室にあった鹿の頭部の骨を描きました。お疲れ様~。宿題間に合いましたね。
T-BOX造形教室と受験について
T-BOX造形教室は、美術系の進路をとりたいというお子たちを応援しています。高校の美術科の受験は実技試験があることが多いので、T-BOX造形教室のみどりクラスでデッサン経験を積むことができます。過去に高校合格実績もあります。
大学受験に関しては、ケースバイケースですが、美術予備校に送り出すことが多いです。大学受験となると周りの学生との切磋琢磨が必要になるからです。先程紹介したマサキちゃんの場合は、秋の試験に向けての対策を少し応援しました。いまは、受験の形態も多様化しているようで、応援できる部分があれば、T-BOXもご対応いたします。
美術系に進みたいというお子たちの相談を受けるというのは、なんだか嬉しいものです。美術系の進路は潰しが効かないんじゃないか・・・という不安もある方もいるかもしれません。どっぷり美術な生活の夫と暮らしていて思う事は、「なんとかなるものです」ということ。私はむしろ、美術に進むことは、「マニュアルのない人生を開拓する力」の素地をつくるのでは?と考えています。18歳のとき、唐突に進路を美術に変え予備校で基礎を学び美大に入学した私ですが、進路の舵をとってから美大生活に突入するまでの変化の中に、大きな意義を感じています。まず、絵を描くにはいろいろなことを能動的に判断し行動することの連続です。自分が良いと思ったことに従い具現化していかなければ、作品は完成しないのです。「BEFORE 美術」の私がなんと判断せず決断せずにゆるゆると漂って生きてきたことか。予備校ではデッサンや構成などの修行ですが、最終的には「いまここには無いモノを作る」のが目的になるので、おのずと能動的に判断し、行動して脳内のアイディアを人に示してゆく、無いモノを作ってゆく。工夫の連続です。この繰り返しの生活になる美術系学生に、生きるチカラが蓄えられないはずが、ないのです。このチカラこそが「なんとかなる」と考える理由です。
あ。いつの間にか私の思うところの話になってしまいました。
美術の進路に迷っているお子さんは、一度相談に来てください。何かヒントがあるかもしれません。
今日のところはこのくらいに。T-BOX造形教室よりお伝えしました。
ではまた!
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