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詩へ

1週間、
月〜土曜日まで、
ツアー演奏してきました。

「風の音楽家」と名乗って12年、
18年くらいのつきあいの
男3人組です。

ピアノの重松壮一郎、
馬頭琴とホーミーを操る岡林立哉。

二人とも、
日々、全国各地をソロの演奏活動で
廻っています。

僕は・・・
せめて音楽を、
歌うことをやめないように
週2回のツイキャスでのライブ配信を課したり、

部屋でレコーディング活動したり、

出来ることを、
子育てや、介護、地域行事、
田んぼ、畑などと
混ぜこぜにしながら、
一生懸命暮らしている。

そんな感じです。

*************

いわゆる「プロ」として
活動して、どんどん経験を積んでいかれてる
二人を羨ましく思い、
僕自身は、
なかなかライブなどで
お金を稼いで暮らしていけるような
現状にはならず、
そんなことを一生懸命主張することに
労力を注いでいるような僕に、
「仕事」の話など来るはずもなく、
諦め、
ただ、今も「機会」が
こうしてたまにでもあるのだから、
丁寧に、
聴きに来てくださる方々に
音楽の響きの豊かさや、
命あって生きていることの豊かさを、
誰もが豊かに生きられるということを
伝えられるように
歌い、奏でています。

*************

いろいろありました。

震災があり、
子どもが生まれ、
歳をとり、
消費税が10%にまで上がり、
コロナという「疫病」と言われるもので
ここまで世の中変わるんだ・・・
という現実を目の当たりにして。

「プロ」とか「音楽」とか、
「お金」とか、
僕自身、どうでもよくなって、
ただ、
今、出来ること、
今、大切と想えること、
今の役割、
これらを考えて。

*************

僕には「詩」があります。

たとえ歌えなくても
「詩」を持っているし、
そんな「詩」を
発話して、
色付けしてくれた「音」に乗せて
歌い、
誰かに届ける機会があるなんて

幸せです。

*************

僕には「詩」があります。

スタイルも、ステイタスも、
社会も、職業も、経験も・・・

無くたって、
歌った時が、
詩に導かれた
「現実」となります。

*************

概ね、
各ライブで得られた評価は
好かったように
感じています。

また次の演奏機会に
繋がっていきそうな感じです。

僕はたぶん、
与えられた機会を
有り難く歌うだけだな。

それが好いんだろうな。

そんなふうに想っています。

*************

大体、日々ステージに上がることを
「仕事」とされている
メンバーのお二人が、
各地の演奏機会を
見つけてきてくれました。

ポスターも宣伝も、
コーディネーターの方との連絡も。

僕も、
がんばろうと、
長年頑張ってきたんだけど、
それぞれ適した役割があって、
僕も、自然であればいいのかな?
なんて。

facebookに、
こんな、一見ネガティヴにも
読み取れるような文章を
レポートしても、
「社交場」としてのSNSには
僕の文章は向かないな・・・。

そしてnoteを書いています。

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ライブが終わったら、
独りになりたくなる気持ちは
自然なんだな。

ライブが終わって、
みんなで打ち上げしたい気持ちも
自然なんだな。

でも、
人や、調子や、状況で、
その具合のバランスは
それぞれなんだな。

悲観したり、自責する必要は
ないんだな。

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「詩」を歌って、
「詩」に成っているとき、
いろいろな想いが浮かびました。

出会った時には
友達になんてなれっこないと
思っていたよ

月夜のダンス・風の音楽家

なんて、
友達同士の人間関係のことが
インスピレーションとなって
出来た詩が、
僕ら人類の歴史として、
歌っていて感じたときは
びっくりしたよ。


いろいろあった
本当にいろいろあった
まるで何もなかったように
穏やかに今日1日が終わるから・・・

みんなが幸せでありますように・風の音楽家

なんて歌っているとき、
安倍元首相が凶弾に倒れるシーンが
脳裏に浮かんだのには
びっくりした。

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そしてステージを降りて、
「お疲れ」
「好い演奏だったね」とかの
社交の場に
先述したこんな個人的な感想を
繰り広げて喋っても、
仕方がないよね。

社交の場には、
社交の場なりの振る舞いが
必要なんだ。

*************

ツアー中、
午前中は、深酒しなければ、
自由時間だ。

僕は雑魚寝のホテルから出て、
朝9時から
ライブ配信なんかをして
自分を整えた。

幸い、
朝の忙しい時間だし、
視聴者はゼロだった。

それはそれでよかった。

視聴者1〜2人でも嬉しいし、
大体いつもそんくらいだ。

そう、「幸い」なんだな・・。

*************

僕は、
誰かのおかげで、
今まで「演奏活動」を
続けさせてもらっているわけじゃない。

こんな言い方をするから
感謝が足りなくて、
どんどん人が離れてくのかもしれないし、
こんな僕に
まだ音楽をさせてくれている
全ての関係者には
感謝しかないんだけど。

僕は、
僕が「こう生きるんだ」と
決めたから、
今でも音楽を続けてるんだ。

誰もいなくても、
仕事がなくても、
路上で歌い、
草むらで歌ってきた。

「こう生きている」
と、歌う「詩」があるから、
こう生きているんだ。

ニーズがあるから、
ニーズに合わせて
歌っているわけじゃない。

歌いたい想いに駆られて、もしくは
歌いたい想いに駆られて創った「詩」
が発する
「現実」に戻るために
歌っているんだ。

*************

僕は、
意外にも、
馬頭琴の岡林さんが
「ミスチル好き」って言ったのに
びっくりした。

僕はミスチルって
ヒット曲が流れているのを
知っているくらいだったけど、
ヒットを飛ばした後の
桜井さんの詩が好いらしい。

「どんなに批判されるであろう、
非道いことを歌っても、
みんなが爽やかな印象で
受け入れてくれるが故に、
苦しんで、
崩壊していく姿が素晴らしい」
らしい。

聴いてみたくなった。

というか、
こんな人と一緒に演奏して、
崩壊してゆく僕を
楽しそうに眺めているんだから・・・(笑)

一人ひとり、違う個性を持って、
違う現実を生きて、
同じ音を鳴らしている。

最高のご縁で生きていると思います。

で、
「みんなそうなんだよね」
っていう想いを乗せて
歌っています。

失って
現れる
見えていたものが
あらわになって
浮かんで
洗われて
流れて消えた

みんな嘘だったように
何にもなかったように

みんな夢だったように
何にもなかったように

在る

天から見れば・平魚泳

この曲は
まだレコーディングもしてないし、
あんまり人前でも
歌ってない曲だけど、
大切な詩で、
忘れないように
よく独りで歌っている詩です。

こんな僕ですが、
より多くの人に
聴いてもらって
みんなで豊かになりたいな。

と想っています。

風の音楽家の次の機会を待ちます。

そして、
僕独りでも
ウクレレで弾き語るので、
お気持ちあれば、
お声かけていただき、
好いタイミングで
どこにでも伺いますよ。

これからもよろしくお願いします。

とりあえず、
週2回のツイキャスライブに遊びに来てください。


うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。