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言葉(名詞)の使い方

職業選択の自由。
あなたは高校の先の進路はどうする?

現代や、過去の時代がどうであれ、
その「今」の時代を生きる
人生はあなた(僕)のもの。

僕はどんな人生を生きたいのかな?

そんなことを考えながら、
どこかの出版社から販売されていた
ブルーハーツや、RCサクセションや、
JAMやCLASH、ロッキンオンなどの
音楽雑誌を読み、
部屋にはギターが飾ってある。

そんな、
学校内では異端、
全国的には普通の、
バンドブームの頃の高校生でした。

千葉県内では7番目くらいの偏差値(微妙)、
大体、みんな1浪して、
大学進学率99%という、
なんともぬるい高校でした。

だから、
僕が大学進学も、就職も、
何も決める気がないことを、
ちょこっとだけ伝えると、
先生もそんなに執拗に
つきまとってこない。

青春の思い出としては、
空っぽだけど、
まぁ、おかげさまで、
何の宣言もなく、
ぬるっとドロップアウトした人生
となりました。

*************

〇〇になりたい!
〇〇になるためには
〇〇を勉強して、
〇〇の資格を取る必要があるよ。

君は〇〇が得意(好き)だから
〇〇が向いているんじゃないかな?

これからの時代は〇〇がいいよ。

*************

今でもこんな
〇〇で
踊ったり、踊らされているのかな?

なんて、
youtubeに入り込んでくるCMを
スキップしながら想います。

*************

僕はどうやら、
最初から自分の人生しか
考えてなかったみたいで。

高校から先の進路までは、
限られた選択肢の中、
適正にあった進路を選んでました。

中学校は義務教育だから仕方なく
(憲法を誤解釈してたんだけどね)。

高校は、
本音は行きたくなかったんだけど、
それなりに成績も良かったし、

中卒じゃ仕事無いっていうし、
社会は厳しそうだし、
まだもう少し、
子どもとして、
人生を人や社会のせいにして、
社会に守ってもらいたかった。

これをモラトリアムって言うのかな?

*************

でも、
高校より先の人生は、
世の中に出回っている選択肢に
主権を預けたくなかった。

「何をしたい?」

と、聞いてくるでしょ?

うまくは答えられないんだ。

でも、
ずっと考える。

「したいことをするのが人生なんだ」と。

したい「事」を考えると、
どうやら「音楽」というカテゴリの名詞を
使えば、それが出来そうな氣がしていた。

でも、
当時はわからなかったけど、
「音楽」がしたいことでもなかった。

というか、
「音楽」といっても、
人それぞれ、
内包している意味が違ったみたいだ。

だから、
「へ〜音楽がしたいんだ。
じゃ、音楽系の専門学校とかどう?」

違うんだ。
「音楽」をしたいんだ。
学校へ行きたいわけじゃないんだ。

そして、高校が終わり、
それなりに進学校で有名だった
「高校生」の肩書きを失い、
学生でもなく、
初めて「何者でもない人」になる。

「進学(名詞)」も「就職(名詞)」もしていない。
「無職(名詞)」は印象悪いので「フリーター(名詞)」。

でも、
バイトがしたいわけではなかった。

ガソリンスタンドのバイトで、自動車に
興味があるわけじゃなかった。

でも何か、
「社会を学ぶ」とか、
「人と触れ合う」とか、
「体力をつける」(引越しバイト)とか。

意義を持たせないと、
人生の時間に意味がなかった。

まぁ、
人生の経験を積みたかったんだろうね。

「一人暮らしをする」
「彼女をつくる」
「旅をする」
「バンドをする」
「路上で歌う」
「家庭を持つ」
「田舎で暮らす」

音楽をする。

何のために音楽を
今もしているのか?

やり続けようとしてるのか?

「やり続ける」という経験の人生を歩みたいから?

いや、
そもそも僕が「音楽」と呼んでいる
フォルダには
どんなファイルが入っているんだろう?

「詩」が入っている。
「言葉」が入っている。

歌うと、その言葉が
表に現れる。
表現すると
現実になる。

*************

それだけなんだ。

それだけのことなんだ。

*************

何になりたい?

〇〇になりたい?

〇〇というフォルダには
どんなファイルが入っている?

わからない?

じゃ、逆算してみよう。

現実を見て。

表に現れている現(うつつ)の実りを見て。

それが
「〇〇になりたい」という想いだよ。

*************

〇〇には成れたかな?

今、しているそのことが
今、生きている人生が、
その〇〇と呼ぶ「道」なんじゃないかな?

*************

〇〇と宣言して、
自分にも世の中にも
宣言して表に現すのは
手段として
とても有効だと想います。

Dreams come trueと、
バンド名を英語で表現したから、
彼らはDreams come trueしたのかな?

(本当に)Dreams come trueしたのかな?

「言葉」。
人だけが持つ、
魔法の道具は
これなんじゃないかと想います。

でも、

本当のことって、
言葉では現せませんよね?

その言葉に、名詞に、
何が内包されているのか。

そのフォルダの中のファイルやデータが、
真理なんじゃないでしょうか?

じゃ、その真理はどこでわかるのか?

それは、
ここに実った「現実」が
教えてくれるのではないでしょうか?

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。