「生きること」本来の美味しさ

お金を稼ぐ「仕事」をすることだけで
世の中が成り立っているわけではない。

そこにお金を支払う
いわゆる「お客さん」がいなければ
その「仕事」は
今の貨幣社会では成り立たない。

草を刈っても、
道を作っても、
そこにお金を支払う
「お客さん」がいないと、
その事業は成り立たない。

子どもを育てるのもそうか・・。

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お金をなかなか
十分にいただけないけど、
支払いの請求は
たくさん来る。

お金の受け取り方は
色々難しいんだけど、
支払いのやり方は
みんな親切丁寧に
教えてくれる。

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それでも、
収入がなければ
支出もできないので、
支払い方を教わる労力より先に
収入を求め、
皆、how toを学ぼうとする。

自己投資と考え、
収入を得るために支出をする。

支出の仕方を
親切丁寧に教わる。

支出の仕方を教わり、
覚えたら今度は誰かに
支出の仕方を教え、
収入を得る。

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さて、
そこに労力を注いでいる間、
何が生産できた？

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お金を稼ぐのと同じように、
お金を払うのも
大切な仕事。

最近は
その「お金を支払う仕事」に
結構なリソースを割いているような
気がする。

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本当に「大切」なのかな・・・？
とも思い始めてきた。

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草が伸びたから草を刈る。
道が無いから道を作る。
人と人とが出逢い生きる。

それを「仕事」とすれば
「事業」となって、
集団で行動すれば
人類は大きな力を発揮することが
できる。

それはわかる。

そこに力を添えるように
お金が添加物として
働いてくれたら好い。

けど、
添加物で味が決められてしまったら
「食べること」本来の美味しさを
失うように、

「生きること」本来の美味しさを
失ってしまうような気がする。

失ってしまっているような
氣がする。

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良い仕事をされている方には
ずっとその仕事をしていただきたい。

そのためには
誰かがその人に
お金を支払わなければ、
その仕事はできなくなってしまう。

その仕事は
日常的に必要のない仕事かもしれない。

誰もがいつも必要とするものでは
ないかもしれない。

B to C にしろ、B to B にしろ、
誰かとの関わりがなければ
その仕事、存在は消える。

お金が廻って来なければ
その「存在」は消える。

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その前提で想うと、
「ちゃんとお金を使わなくちゃ！」
と思う。

でも、庶民のできる行動は
たかが知れている。

「お金」というシステムに
限界を感じている。

もしそうでなければ
「僕」に限界を感じることになる。

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僕はそんなに
多くの人が必要とすることを
僕にとっての「大切なこと」として
日々の努力の時間に費やせるとは
とても想えないでいる。

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それとともに、
「在っていいな。嬉しいな」と
思える出来事に
必ずしも支払いができない性分なのです。

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道を歩いていて、
何かお金を請求されて、
あれば支払うし、
なければ
引き返し、
別の道を行く。

正当性を主張し合う時間も
不毛だ。と感じる。

見上げれば空。

息をすることに
生きることに、
支払いを請求されるような
社会からは
離れて暮らしたい。

生きることに
付加価値を付けて、主張して
収入を求めなければ
生きていけない世の中は
しんどい。

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大切なこと、
大切と思えること、
大切と思われることを
して、生きていく。

それが「価値」であって、
その「価値」を測る基準が
「お金」で在らしめたいのなら、
もうちょっと豊かに巡っていかないと・・・

僕は、ようやく、
おかげさまで、
「お金」という「基準」から
離れられようとしている。

これだけ想い通りに、
想いの通りにいかない世を生きるとね(笑)。

代替案があるわけではない。

大切なこと、
大切と思えること、
大切と思われることを
して、生きていく。

それをやって、通して、
通らなければ、
通るようにする。

一つの命で考えているわけではない。

そう考えると、
僕らはずっと
試行錯誤しながら通してきた。

カタチを変えながら
同じことを繰り返している
だけかもしれない。

でもそれならば、
それこそ、

大切なこと、
大切と思えること、
大切と思われることを
して、生きていく。

これだけで
いいんじゃないかな？

P.S.
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