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幸せな道

この詩は、
今、僕の中で出来た、
一番、いつでもどこでも誰とでも
歌っていたい言霊です。

詩を創る上で、
いろんな段階がありました。
作風っていうのかな?

叙情詩とか叙事詩とか。
名詞としてはそんな感じにわけられるんだろうけど、
人生をかけて実感してきたことです。

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最初に詩を創りたいと思ったきっかけはこれ。

レコーディング音源も大体出来てきたのでお楽しみに♪。

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思春期に入り、自分が感じていることを、
なんとか処理したくて、
誰にも見せない大学ノートに、
自由に言葉を書き始めました。

この「現実」とは何なのかを
捉えたかったんだと思う。

そして「これは誰も言わないだろう!」
と思うような視点を見つけては
そのクオリティを上げようとした。

「言ってはいけないことを
言ってやろう。」
そんな美学もその頃だ。

だんだんと、
「特別」に成りたい想いから、
仕方なくも、
「普通」の半生になってしまったけど、
「誰もが知っている感覚を愛おしく映せる」
ことに気付いて、
自分の人生に感謝しました。

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そして第2段回。
「誰かに届けるための言葉」
それに相まって、
歌う、届ける「場」の確保が難しく、
「誰も聴いてくれない」と
落ち込みまもしました。

歌は、楽器だけの演奏と違って、
言葉を用います。
だから、そこに聞いてくれる人がいなければ
歌う必要性が無くなってしまうのです。

「もし、無人島に独りで暮らしたら?」

言葉なんて必要ないだろう。
そんな感じで自嘲しました。

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そして第3段回。
「言葉は現実を創るもの」。
そう気付きました。

誰もいなくても、
誰といても、
幸せになれる言葉を。

今はそう想えなくても、
今の僕が
「なぁにキレイゴト言ってるんだよ」
と絡んできそうでも、
「好い」「善い」言葉で歌ってみよう。

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本当に、世の中で歌を歌うみなさん、
素晴らしいと思います。

僕が過剰な自意識と共に歩みながら
30年もかけているところ、
ヒット曲とかを手がける皆さんは
とうの昔からご存知だったんですね!

「愛してる〜」と歌えば、
簡単に愛の人になれるんですよね。

そこに「個性」なんてものは
本当は要らないんです。
「誰の歌」とか「誰の言葉」とか。

そうして僕は
善い言葉を探しました。
歌えばそうなる。
だから幸せな言葉を。

結局、幸せになるために
「しあわせ♪」と歌うことにしました。

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曲が出来たいきさつは
多分、2018年4月12日。

僕は家族で鹿児島、宮崎とツアーして、
友人知人を頼りながら、
最終地点、大分県の屋形島という島で
友達がゲストハウスを始めたというので
遊びに行きました。

例によって(笑)
僕はなかなか機会と収入に恵まれない
ライブ活動に、
一家で旅できる幸せの表面そっちのけで
内心落ち込んでいました。

その日、
もう忘れられちゃった全国ニュースだと思うんだけど、
僕が住んでる大分の耶馬溪で
土砂崩れがありました。

僕が1年前まで住んでいた集落でした。

移住してきてから、
何かと声をかけてくれた御近所さんの家が
土砂に飲み込まれた。
行方不明。
翌日、遺体で発見されました。

そんな胸がざわざわする中、
「屋形島」という、
人口30人くらいの小さな島に
たどり着けるご縁は
本当に
言葉にし難い。

僕はホラ、
なんだかんだ言って幸せだよ。

そりゃ幸せだよ。

世の中には
身体の不自由な人、
住む家がない人、
家族との関係が悪い人、
蟻に生まれた人、
木に生まれた人、
若くして亡くなる人、
歳をとって身寄りのない人・・・

比べてみてごらん。
そんな人と比べたら幸せだよ。

へ?!

身体の不自由な人、
住む家がない人、
家族との関係が悪い人、
蟻に生まれた人、
木に生まれた人、
若くして亡くなる人、
歳をとって身寄りのない人は
不幸せなんですか

ってこと。

じゃあ僕は?
音楽活動を活発にしたいのに
出来ていない。

不幸ですか?

そもそも、そろそろ、
わかってきたぞ。

別に僕以外の誰か、
音楽の人ではない誰かは、
「音楽活動したい!」
なんて想わないわけだから、
「音楽活動しなきゃ!」
という想いは僕が創り出したものなんだよね。

そんな創り出したアイデンティティが
みんなそれぞれ違って、
夢を創っては、叶えようとする。

だから、
どんな風に「在りたいか」を
考えて、
そのように「在る」人として
歌うことにしてみよう。

それが、どんな人にでも
響く言の端(ことば)であったなら
誰もと繋がる
言の根へ届くだろう。

「ち(地)」は繋がっている。

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2020年6月に
半年のレコーディング期間をかけて
完成した6曲「なおゆきくん」。

こちらのサイトから聴けるので
ぜひ聴いてください。

今回、こういった
自身のサイトでローンチする。
その想いに至ったいきさつ、
曲毎のエピソードなどは
こちらのマガジンにまとめました。

・・・これで、
6曲すべてのエピソードを語り終えました。
言いたいことを言うだけなのに
1ヶ月もかかってしまった(笑)。

またレコーディングにとりかかります。
それでも、12曲以上録り終えているので、
あとはミックス、マスタリング。

そう遅くならないうちに、
また聴いていただけると思います。

また制作途中でも、
「今聴いて欲しい!」と思ったら
ラフミックスであげちゃいます。

最後にそんな
以前、ボイスメモで投稿した
弾き語りの「幸せな道」。

よかったらこちらも読んでください。

あ=!

コーラスで歌ってくれた子供の声、
今5歳になった息子のまさおです。

もう・・
本当に、
この明らかに幸せな状況を棚にあげて、
自分の不幸な心境ばかり語ってしまってすいません。

光と影でひとつ!

ついつい影をがっつり描いてしまう性分なんですね。

でも、この詩を唄えば大丈夫だぁ!

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幸せな道

どんな生き方でもかまわない
遠回りしてどこへ行く?
近道をしてたどり着いた?
美味しい草を見つけたよ
道に迷って見つけたよ
スタートとは違ったゴール

きみがこんなに美しかったなんて

これまでも
これからも
しあわせな道が
ずっと続いている
ここからも
どこからも
しあわせな道が
ずっと続いている

夢のまた夢
ずっと胸の内
忘れてたことを
思い出した
想いの通りだった
なんだ最初から在った
それはここに在った
ずっと待ってていてくれたんだね

これまでも
これからも
しあわせな道が
ずっと続いている
ここからも
どこからも
しあわせな道が
ずっと続いている

懐かしい気持ちで
目が醒めた
あの夢は
叶ったのかな?
無かったのかな?
あったかい気持ちであったなら
今日出会う
新しい1日の在り様にも
有り難う

これまでも
これからも
しあわせな道が
ずっと続いている
ここからも
どこからも
しあわせな道が
ずっと続いている

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。