いろいろわかるとかわるかもね
ちょっと興味があって、
ニュースを読み進めていると、
「ここからは有料。メンバーシップ限定」
と、
朝日新聞のデジタルとかで出てくる。
ここでもちろん立ち止まる。
有料かぁ・・・どうしよっかな?
まぁ、いいか。
そこまで興味ないし。
いや、この先の記事は気になるぞ?
安倍元首相が撃たれて、
そしてどうなったんだ?
*************
「お金を払う」ってことを
考える。
ニュースでしょ?
社会一般に知らせないといけないことを、
どうしてお金払った人にだけ提供するの?
なんでそこに僕らはお金を払うの?
その記事に
価値があると予測するから
お金を払うの?
その朝日新聞が提供する情報には
価値があると想うの?
その朝日新聞から提供された記事を見て
何か利を得られそうだから買うのかな?
そこで朝日新聞にお金を渡すということは
朝日新聞を支持し、
今後とも大いなる活躍を期待します。
っていう
意思表示でもあるよね。
有料記事を購入するということは
その偏った朝日新聞の情報を
支持する意思表示。
価値があると想うわけだ。
*************
何で、誰もが知るべき情報を
お金払った人にだけ提供するのか疑問だ。
そしてまた逆も然り。
「号外!」
と言って、無料で
「誰かが誰かを襲撃して、
どの国とどの国が戦争を始めました」
などという記事を、
集めた資金を支出して、
世の中の人に配れば
「そういうもの」
として、世界は動いてしまう。
そう動いてきた。
*************
マスコミへの信頼が薄れてきた今だからこそ
こんなことを考えたり、
共有できる想いになり得るかもしれないけど、
こんな気持ちを起点に、
僕や、僕らが、
何を有料として
お金をいただけるのか。
収益を得て生活をしていくのか。
価値を付けて提供できるのか。
いろいろ考えることになる。
そもそも
有料にしたコンテンツに
価値はあるのか?
「価値」と今まで思われてきたことに
本当に価値があるのか?
誰にとっての価値?
いろいろだ。
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例えば
noteの記事を有料にしてみようと考える。
メンバーシップ制にして、
サブスク会員だけに、
価値のある文章を提供する。
買ってもらえるだけの
価値のある記事を書こうと努力する。
多くの人、もしくは
ニッチな「ターゲット」に向けて
買いたくなるような
記事の書き方をする。
これは
「買ってもらえるだけの
価値のある音楽を創る」
ということと置き換えても
同じ。
ちゃんと聴けるように、
読めるように、
整えなければならない。
既存の概念に
収まる表現をしないと
伝わらない。
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買い手の気持ちになっても
考えてみる。
この人が提供する情報には
世の中では隠された
本当の価値ある情報を
提供してくれるのではないだろうか?
この人の言葉、表現、
いいよなぁ・・・わかるなぁ
好きだな。
応援して、
もっと活躍してほしいから
買おう。
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いろいろあるけど
僕自身も
それらを買えるだけ
売れていないと
買えないよね。
自分、そこまで売れている?
その納得する「自分」で売れている?
納得してない「自分」を売ってない?
納得できない「仕事」に
自分を売ったり、
納得できない「対価」で
自分を売ったり。
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納得できない「自分」に
価値が生じてしまう時ほど
辛いときはないよね。
買ってもらうために
納得できない「自分」を売る。
買ってもらうために
出来もしない苦手な装いを創る。
そして、
整えられた規格に収まった
安心安全と謳われた
様々な規制をクリアしてもなお
価格を下げても利潤をあげられる
値段設定という努力を注いだクオリティの
商品を買う。
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「お金」という
人類が生み出したツールは
今(も昔も)、
有効に機能しているのでしょうか?
僕自身は(僕自身という存在がね)
あまり有効に機能していないような氣が
しています。
だから「売ろう」と考えると
よそよそしくなっちゃう。
何か買おうとしても、
二の足を踏んでしまう。
お金払って「価値」を求めてしまうのは
僕ひとりの世界観なのかもしれない。
でも、
デフレ期は、
モノの値段が下がって、
お金の価値が上がる。
と社会の授業で習ったから、
今の日本の現状の感情なのかもしれない。
お金がそのモノの価値を示す数字。
無邪気に信じて、
カネ次第で
どうにでもなると思い続けられるほど、
どうにもならずに時が流れ、
それでもどうにかなってきたので、
もう少しこれからも
僕らは「心」を眺めながら
生きていってみたら、
いろいろわかるかもね。
いろいろかわるかもね。
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