『田舎』に『街』を求めているのかもしれない
千葉に帰り、
友達と話していて、
初めて氣付いた表現がある。
「もしかしたら僕は、
田舎で暮らし、『街』を
創ろうとしているのかもしれない」
と。
かなり説明が必要かもしれない。
誤解免れない表現です。
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まず、
『街』をどう捉えるかの
主観の変化を見つけたのです。
昭和の後期に生まれ
育った僕にとって、
『街』は、
賑やかでワクワクする場所と
捉えていました。
『街』へ行けば
いろんなものがある。
いろんな人がいる。
いろんなことが起きて、
常に新しいムーヴメントは
『街』から始まる。
書を捨てて『街』へ出よ!
リアルな現実はそこにある。
こんな田舎の村には
何もねぇ。
オラは東京さ行って
一旗上げるんだ!
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・・・僕がそう思っていたわけではなく、
世間の風潮が、
ずっとそうだったよね?
で、
それが今の『街』にあるのかなぁ?
いや、昔から無かったっていう人もいるし、
今の『街』に「ある」って言う人も
いると想う。
完全に僕の主観だし、
そんな僕の主観に
個人的な僕の人生は導かれている。
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兎にも角にも、
こんな状態の代名詞として
『街』と呼んで、
ネガティヴになったり
ポジティヴになったりしていた。
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そして今、
大分の田舎に暮らし10年。
こんな『街』と名前をつけて
フォルダリングしたファイルの中身が
じつは『田舎』と
いつの間にか入れ替わっていた
という
主観的事実。
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『田舎』へ行けば
いろんなものがある。
いろんな人がいる。
いろんなことが起きて、
常に新しいムーヴメントは
『田舎』から始まっている。
(ここはちょっと齟齬ありますが)
書を捨てて『街』へ出よ!情報ばかり追いかけてないで
大地に立とう。
リアルな現実はそこにある。
こんな『街』には
虚構しかない。
オラは田舎さ行って
一旗上げるんだ!
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「一旗」上げるような
気概はないのですが、
そんな気概の魅力的な友人もいます。
田舎の暮らしには
いろんなものが
地面から生えている。
面白い人がたくさんいる。
(これは熱に浮かされた
ただの僕の主観でもあります)
『街』へ行けば誰かと出逢える。
街へ行けば多様な人たちが
自由に交流し、
市が開かれ、
賑わい、ときには騒がしく、
活気に溢れている。
まぁ
もともと僕が
勘違いしていただけ
なのかもしれないけど、
今の
人口の多い『街』に
それが求められますか?
いくつの手続きと、
お金を払えば、
その活気への参加が許されますか?
マスクして
距離を離そうとしている姿勢の人が
いきなりナンパとか
キャッチセールスとかで
声をかけてきたら
バグりません?
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活気のある『街』を
好くにせよ、嫌うにせよ、
そもそも
活気ある『街』の存在は
封殺されていませんか?
システマチックに
道筋を管理され、
業務を綿密にこなす場所。
『街』にしかない品物など
存在せず、
マニアックなものは
『街』の店舗には無いので
Amazonで買う。
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千葉の駅前の
三越が、
タワーマンションに建て替えられる
と聞きました。
あぁ、
その方が正しいのかもね。
かつての『街』の活気の象徴、
なんでも揃った「百貨店」に
多くの人が集まったけど、
集まらなくなったから、
「住宅」として、
人を集めちゃえばいいよね。
そして、またそんな都市近郊で
Amazonやらの
物流倉庫街が、
静かに経済を動かすのでしょう。
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「千葉市長は
千葉市を100万人都市にすることを
目指している」
と聞きました。
そんな会話の後、
自転車を漕いで街まで向かったら、
かつて通い慣れた風景のあちこちにあった
森が
ことごとくなくなったいました。
家やマンションが立ち並び、
草が生えるような土が見受けられず、
街路樹なんかの概念も
あまり必要としてないんじゃないかな?
草とか木は、
伸びるから
整備が大変だもんね。
コンクリートで覆って仕舞えば
管理も楽で、
コストがかからないし、
ここに森があったって、
何の経済的利益も生まないからね。
そんな幻聴が聞こえてきます。
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街へ行く人もいれば
田舎へ行く人もいる。
街へ行くときもあれば
田舎へ行くときもある。
街に住むときもあれば
田舎に住むときもある。
ただ、
主観の変化を眺めつつ、
僕ら一人ひとりの主観が
この世の中を
そう在らしめているんだろうな。
僕がこうして
主観を変化させたってことは
きっと
僕だけじゃないんだろうな。
そもそも
僕一人の力で
生み出した主観じゃないんだから(笑)。
いろんな人と
話せて楽しかったです。
次回、千葉へ帰るのは
5/16(火)に
西千葉「平凡」さんライブを
決めたから、
この週の平日期間、
また千葉の実家で、
後片付けをしに
帰ります。
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『田舎』が『街』になり
『街』が『田舎』になる。
この代名詞の中身の変化、
伝わったでしょうか?
でも、
世界の歴史を見ても、
マケドニア、ローマ、イギリス、アメリカ・・
いつの時代も
辺境から勢力は勃興している事実を考えると、
『田舎』が『街』になるのは
自然なのかな?
と思います。
栄えると、
それを維持しようと
膠着して、飽和して、衰退するよね。
どこの田舎が勃興するのか
わからんけど、
まぁ、日本国内で
活気を取り戻したいんなら、
新陳代謝は必要だよね。
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
と想う
僕の風潮でした。
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最後に
表題に使わせてもらったイラスト。
ヤヴァいっすね(笑)。
僕はここまでいってないよ!
でも、でも・・・
But I'm not the only one
なんだよね。
うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。