自分はなろう系の主人公みたいだ

 どうも。なんとなく豆腐食べ放題のお店があったら面白いんじゃないかとふと思った、ひらりんです。

 私は自己評価と他己評価(他者からの自分への評価)の違いをうまく捉えられなくていつも苦しんでいる気がするのですが、それって悪い意味でなろう系の主人公みたいだなって思いました。

 なろう系でよくある展開として、「俺なんかやっちゃいました!?」というのがあります。これは、自分が高い能力を持っていることに気付かずにその能力を披露してしまい、他者から驚かれるようなシーンです。
 具体例を挙げてみます。魔力を試す試験で、火の玉を的に当てれば合格で数回チャンスが与えられるって試験で優秀な人が呪文を詠唱して的の真ん中に一発で当てられるみたいな描写の後に、主人公が何も唱えずに超巨大な火の玉を出現させて的の周囲ごと焼き尽くしてしまうみたいな物を想像してもらえればわかるかと思います。

 読者目線からは明らかにレベルが違うのがわかりますが、よくあるなろう系の主人公は自己評価が得てして低いもので「俺なんかやっちゃいました!?」となるのです。

 今まで何で気づかないんだろう変なのーって感じで読んでいましたが、よくよく考えてみると自分も似たところがあるかもしれないと気付いてしまいました。
 資格試験に合格しても、これくらいはできて当たり前だし、満点を取れていない分だけ自分はまだまだだなって思うところとかそうなのかなって。

 学校の試験だってそうです。中学時代は不登校気味にもかかわらず、学年一位を何度も取っていたのですが、これは井の中の蛙だから大したことはないとか、たまたま知ってるところが出ただけなんて思っていました。
 でも、もうそろそろ30歳を迎える今思うと学校のテストでちゃんと点を取れるって今更ながら良いことなんだなって。

 一位を取れることは嬉しいことではありましたが、学校に行けていないことを辛く感じたり、見た目の問題など劣等感の塊ということもあり、自分は他者より優れていると思ったことはほとんどなかったと思います。
 あえて言うなら朗読はよく褒められていたので、それくらいは他者より誇っていいのかなと思ってしまった結果が進路に色々悪影響を及ぼしてしまった感じがします。

 自己評価と他己評価をうまくすり合わせられる人ってそれだけで生きやすそうです。もちろんその評価が低い場合には苦しむこともあるでしょうが、すり合わせがうまければ高い部分をうまく活かすこともできるでしょう。

 何をできると言って良いのか、私の長所や短所はなんなのかさっぱりわからないままこの歳になってしまったのが、切ないです。これこそが短所ではあるのでしょうが、面接で言いやすい部分ではなさそうですね。

 今後そういう自己PRをする機会って多分少なからずあるし、向き合っていかないといけないと思いつつ、目を逸らし続けていたいダメな、ひらりんなのでした。

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