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採用担当者にオススメしたい一冊 『いい人財が集まる会社の採用の思考法』

先日、図書館で本を借りました。
タイトルのある通り、『いい人財が集まる会社の採用の思考法』という本で
す。

わたし自身、民間企業の採用業務を10年近くやってきており、それなりの知見を有していると思っていましたが、これほどわかりやすく(しかも読みやすく)整理されている本に出会ったことがなく、これを機に思考の整理ができました。また、知識のアップデートをすることができました。感謝です。

これから採用に関わる人や、今まで片手間に採用をしてきた人には、ぜひオススメしたい本です。

ただし、他人(ひと)にオススメはしたいとは言ってみたものの、あまり読んでほしくはないとも思っています。

???

どういうわけか、矛盾していますよね。笑

これは、この本を読んでもらえればきっとわかるかと思います。

(少しネタバレとなりますが・・・)採用活動はいわゆる「パイの取り合い」です。

「人的資源」は限られています。

国内では、少子高齢化の影響で労働人口が減少しており、求職者有利の「超売手市場」になっています。

あるメーカーを例にすると、ライバルメーカーの商品が爆発的に売れたからと言って、途端に自社商品が売れなくなるわけではありません。

ただし、「労働力」を対象とする採用活動においては事情が異なります。

他社に優秀な人財が集まってしまうと、自社に入社する社員が少なくなってしまう(優秀な人財が集まらず、会社存続の危機に陥る)ことになります。

この本には、採用担当者にとって非常に有益な情報が書かれています。

したがって、オススメしたい気持ちがある反面、この本に影響されて、競争相手が増えてしまいかねない(人財獲得競争がさらに加速してしまいかねない!)危険性もあるため、なるべく広まらないようにしたいという気持ちもあります。

なので、とってもいい本だけど、絶対読むなよ(読めよ!)というメッセージを残しつつ、以下に本の紹介と要約を載せておきます。


書籍:『いい人財が集まる会社の採用の思考法』増補改訂版(フォレスト出版)
著:酒井利昌
監修:坂本光司
要約:
採用市場では、企業が求職者を選ぶのではなく、選ばれる立場にある。
人材が集まらないからといって、採用基準を下げるべきではない。
採用基準の低下は教育やマネジメントのコスト増加や組織の混乱を引き起こす可能性がある。
採用は価値観のマッチングであり、会社の理念やミッション、バリューに共感する人財を選ぶことが重要である。
採用活動は手段選定の前に採用目的を明確にすることが重要である。

以上

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