DSCL METHOD CARDS 「OBSERVATION -行動観察-」 #08
Cf. 6C MODEL:DESIGN SCHOOL KOLDING, 2014
WHAT:このメソッドは何?
「OBSERVATION -行動観察-」とは、人の行動を目立たない形で観察したり、実際の現場に行き、そこでの現象や痕跡をこっそり観察することです。観察者は、先入観なく対象と向き合う必要があります。
WHY:何のために?
・現場には、考えるためのヒントがたくさん眠っているため
HOW:どうやるの?
1:旅行者のように好奇心を持って対象と向き合う
2:事実をメモする。自分の考えは捨てる
解説
シャドーイング、エスノグラフィー、フライ・オン・ザ・ウォールなどなど。行動観察に関するメソッドは、数多くあります。いくつもの行動観察に共通していること。それは、先入観の軽減です。自分の知っている常識、価値観、尺度で目の前で起きている現象を捉えないことの重要性は多くの文献で語られています。
先入観の軽減するためにも「旅人のように心を広げて、些細なことに面白がること」が大切です。海外旅行にいったときのように好奇心をもって、対象を観察していると、些細な行動に目が行くようになります。つまり、詳細なところ(キワやキメ)、その特徴がでます。
目を伏せた。瞬きが増えた。間が空いたあとゆっくり話した。などなど人間の仕草から、「上海に住む人はバスを並ばない」といった集団的特性まで。僕はそういった特性がある行動とその結果起きたことをまとめて「表現」として捉え、表現されているところはどこか?という視点で観察をします。
観察に関することはこちらのnoteもご参照ください。
DSCL METHOD CARDSについて
DSCL METHOD CARDSは「デザインおばけ」が解説する、誰もがデザインの力を使えるようになることを目指したメソッドカードです。メソッドを読んで学ぶのではなく、絵で見て楽しんで、その意図を掴む。その見立ての役割として「デザインおばけ」が存在します。
DSCL METHOD CARDSは、何をするべきか(Doing)を1コマで描き、直感的に伝えます。「私でもできるかも」と感じ、「やってみたい」から出発する、デザインの道しるべです。
リサーチ・文章:平野友規
https://twitter.com/hiranotomoki
企画・イラスト:大竹沙織
https://twitter.com/otakesaori
制作:株式会社デスケル
https://dscl.jp/
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