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DSCL METHOD CARDS 「INSIGHT -理由分解-」 #12

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Cf. 6C MODEL:DESIGN SCHOOL KOLDING, 2014

WHAT:このメソッドは何?

「INSIGHT -理由分解-」とは、「暗黙的欲求」や「意外な事実」のことです。顧客・利用者の言葉にできてない隠された本音や、ついつい行動していることを「なぜ?」と問うことで突き止めます。

WHY:何のために?

・インサイトを知り、効果的な解決策を考えるため

HOW:どうやるの?

1:対象をひらき、抽象化する
2:抽象化した言葉を、「行動や現象(Facts)」で置き換える
3:「行動や現象(Facts)」を「気持ち(Feelings)」に置き換える
4:「気持ち(Feelings)」をまとめて、「価値観や行動指針(Valu)」にする

Why5やラダリングというメソッドも活用しやすいので、おすすめです。

解説

「INSIGHT -理由分解-」とは、業界や職種によっても捉え方が様々な言葉の1つです。 原義としては、「IN(中)をSIGHT(見る)」辞書的な意味では以下のようなことです。

a sudden clear understanding of something or part of something, especially a complicated situation or idea.(意訳:突然、何か複雑なことを、はっきりと理解すること)

抑えておく意味として、対象の理解であり、それが既知ではなく、未知であること。あとは、動詞で扱うのか、名詞で扱うのかの問題がありますが、英語では、第一義はnoun(名詞)です。日本語では、洞察するといった理解もありますが、名詞で理解するほうがベターです。ここまで、色々と述べましたが、Insightはインサイトと下手に翻訳せず、その言葉の意味のまま理解しておくほうが安全かなとは思います。僕がデンマークで在外研究していたときも、当たり前のように「Insight」という単語が扱われていました。

DSCL METHOD CARDSについて

DSCL METHOD CARDSは「デザインおばけ」が解説する、誰もがデザインの力を使えるようになることを目指したメソッドカードです。メソッドを読んで学ぶのではなく、絵で見て楽しんで、その意図を掴む。その見立ての役割として「デザインおばけ」が存在します。

DSCL METHOD CARDSは、何をするべきか(Doing)を1コマで描き、直感的に伝えます。「私でもできるかも」と感じ、「やってみたい」から出発する、デザインの道しるべです。

リサーチ・文章:平野友規
https://twitter.com/hiranotomoki
企画・イラスト:大竹沙織
https://twitter.com/otakesaori
制作:株式会社デスケル
https://dscl.jp/

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