ものごと・要素論と全体論

ごく普通の、日常のコトバを使って生活していると、私たちの周りには、色々な独立した「物」があるように、見えます。
 しかし、止観瞑想し、丁寧に見つめると、それらが「現象」であると感じるようになります。諸行無常、万物流転。一切縁起。宮沢賢治さんは、「私」も、「現象」であるといっています。「時間」も、一方向で均一な「外なる時間」とは違う「量子的な内なる時間」が現れてきます。
 でも、注意することなくうっかり暮らしていたり、テレビを見たり、慌てたりすると、途端に、「物と外なる時間」に囲まれた生老病死の世界になってしまいます。
 私たちは、線条性という縛りの有るコトバを使いながら、その線条性を越えていく必要があります。
 例えば、「全体は、部分の総和集合以上である。」といった複雑系の視点とか、色即是空空即是色といった詩的表現とか。 #記号論 #止観瞑想 #要素論 #全体論 #線条性 #複雑系 #縁起 #世界仮説 #文脈主義

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