迷いをなくしてくれる『私の師』
今、私は一冊の本に魅了されています。
それは、稲盛和夫氏の『生き方』という本。
ハードカバーの書籍を読むだけでなく、オーディオブックでも聴いています。
一回ではなく、何度も何度も。
朝から晩まで、時間があれば開き聴く。
そんな日々を送っています。
『ダンス』という表現の世界に入って30年近く。
キャリアを重ねれば重ねるほど感じることがあります。
『優れた表現には、表現者の人柄が見えてくる』
身体能力は年齢を重ねれば低下していくもの。
しかし表現力は逆に育っていくのです。
その人が常に学び成長を続けていく。
そして自分の生き方、行動に迷いがなくなる。
迷いのない表現は大きな光を放ちます。
迷いをなくすには、原理原則を知り理解すること。
「そうだよね、こうすればこうなるよね」
そんな当たり前のことを、何度も心に確かめるんです。
この当たり前のことを「基本」と言います。
そして、確かめる行動を「練習」と言います。
これはダンスだけでなく、すべての表現に共通することだと私は捉えています。
今の私にとって、基本を教えてくれるのがこの本。
そして確かめる練習が、日々の読書なのです。
大人になると、自分の「師」を見つけることが難しくなります。
自分の行いが正しいのか、迷うことも多くなります。
誰かに聞くことができれば、それは最高の環境です。
けど、そうでない場合もあります。
そんな時は「師」を本に求めても良いんだ。
私はそれに気づきました。
表現を磨くために、心を磨く。
この本は、私にとって「師」になってくれています。
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