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午前7時、山手線内回り、予感。

人混みを避けて早朝の誰もいない電車で移動。

広告は、ローン会社、マスク会社、スマホゲーム、タレントライブ配信、脱毛、PCR検査、以上。

何ひとつ良い予兆はないけど、僕らは経済成長という大掛かりな登山を終えて、いよいよ下山するわけだから、誰も手付かずの雪原に足跡をつけて生きていくという意味で、大きな希望はある。

ただ、登山よりも下山のほうがはるかに難しいというだけだ。パニクって転げ落ちたり、あるいはさらに上に登ろうとして孤立したら危険だ。

注意深く、みんなで無事に下山して、次の景色を一緒に見よう。雪解けの後の季節はきっと美しいだろうな。楽しみだ。

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