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#28 繊細な私

2022/05/15(Sun.) 20:02

繊細だね、とよく言われてきた。その度に、その言葉の後ろに「生きづらいだろうね〜」「かわいそうだね〜」という気配をいつも感じてきた。

なんだか、すごく気分が悪かったし、悲しかった。じゃあどうしろと?ああ、あなたは鈍感でいいですね!!!??と怒っていた。

最近は直感と共に過ごすところに戻ってきつつあるから、繊細であることにむしろ誇りや喜びを感じられるようになった。だからこそ、今、かつて「繊細だね」と言われてきたことについて冷静に思いを馳せられたように思う。

きっと、私に繊細だね、と私をかわいそうに言ってきたあの人たちも、きっと繊細だったのだろうと。やっぱり世界は鏡だから。そして、ただ繊細だったのではなく、繊細であることに×をつけていた人たちだったのだろうと思った。「繊細だと社会ではやっていけない」「こんなことで傷つくのは大人としてダメだ」そういう声を持っていたのだと思う。そして私もそうなのだろう。世界は鏡だから。

私は変わらず、繊細でいていいし、その繊細さゆえに、人より多くのものが見える、感じられる。それを頼りに、導きに、力に、することができる。とてもとても、ありがたくて、尊い力だと思う。それによって、生きづらい、とも今は思わない。繊細だからこそ、聴こえる声に従うことができる。それはとても美しくて、慈悲的で、愛に溢れているように思う。

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