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自分を愛せない人が人から愛されるわけがない話し(2)

あるとき、こんなことがあった。週明けの月曜日のことだ。

私は週始めにつき、本社でのミーティングに出ていた。
ミーティングが終わり、教室に向かおうと教室に電話をかけると
事務スタッフの上田さんが出社していないことを聞かされた。

「何かあったのだろうか」

心配になり、私は上田さんの掲載に着信を入れた。

彼女は出た。

「今日来てないっていうことだけど、どうしたの?」
私は聞いてみた。
彼女は答えた。

「わたし、昨晩、つきあっている人に捨てられて、それで、寝てないんです」

・・・・

いや、いや、いや。

寝てないとか、知らないから。仕事なんだから来いよ。

私は思った。

だが、あんまりぞんざいに扱うのもよくないから、少し時間をかけて話すことにしようと思った。

その日はお休みにしてもらって、翌日、彼女が出社したら話すことにしようと思った。

そして、翌火曜日。

今回の出来事についてのとらえ方を私は彼女に伝えた。
どうしたら絶望にまみれることなく、人生に起こる出来事に対して、
かろやかに切り抜けられるか。

たしかに人生にはさまざまなことが起こる。

でも、対処の仕方さえ知っていれば、その動揺は1日もかからず、
24時間もかからず、切り抜けることができる。いや、24時間どころか、
4,5時間もあれば十分に対処できるのだ。平静の感情ステイタスに戻ってこられるのだ。

つづく




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