ミステリー小説を分析して得た気付き5つ:「護られなかった者たちへ」を面白くしている仕組みを考察
中山七里先生の「護られなかった者たちへ」を読了した。読んだ感想はリンク先にまとめたので、今日は自分がこの作品から小説を書くために学んだことをまとめたいと思う。
(感想はこちらから↓)
気付きを5つと、そこからのto-doを5つまとめた。小説を書く際、アイデアを思いつけるようにアウトプットしておく。
★ご注意ください★
作品を一度は「読んだことがある方」にむけて記事を書いています。「読んだことが無い方」にむけて、気付きに対する物語の説明などはしていません。(ネタバレが含まれます)
気付き
1.事実を部分的にしか出さないことで緊張感が高まり、事実の全てが判明した時に面白さが高まる
空港でのシーンに入る前、利根は旅行者に変装して行くと決意する。一方警察は、利根が旅行者に変装してくるだろうと予測する。このことを知っているのは読者だけという状態で物語が進行し、かなり緊張感が高まる。
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