『史上最強の人生戦略マニュアル』読書感想: 勝間和代さんおすすめの人生戦略本を読んでみた
経済評論家の勝間和代さんがおすすめされていたので、「史上最強の人生戦略マニュアル」という本を読んでみました。
いつも勝間さんがyoutubeの動画などでお話をされている内容とこの本に書かれている内容は本質的に近い、または同じでした。勝間さん自身も「最も私が影響受けた本の一つでもある」と言われています。
この本は、誰もが陥りがちな「問題に対して自分が正しければ、その問題は自然と解決する」という考え方を、誤った思い込みだと指摘しています。「今の自分の現状＝自分の選択や行動の結果」と認めること。これができて初めて、真の人生戦略が立てられるというわけです。
この場合、抱えている問題がどう考えても理不尽だということも含まれます。上司や配偶者のハラスメント。生まれ育った環境などなど。それらも自分の責任であると認めることは、不愉快であったり、抵抗感を持つかもしれません。
しかし、「自分が正しい」とただ思っているだけで、抱えている本質的な問題が自然と解決するなんてことが、これまでの人生でただの1度でもあったでしょうか。誰も私の「正しいと思っている気持ち」を聞いて、本質的に抱えている問題を解決はしてはくれません。周りは、私が「何をやっているか」という「行動とその結果」を見て、私とどう付き合うのかを決めるというのです。
この考え方と実践は、私たちの主観的な思いや考えを徹底的に退けます。客観的に自分の考えや行動を観察し、人生の戦略を立てるための第一歩の踏み出しを後押ししてくれます。
この本では、自分の状況を自分の責任と認めることができれば、問題は半分解決したとも言っています。つまりそれだけ、人間は自分を客観的に分析することができないということです。この考え方だけでも身につけるだけでも、この本を読んだ価値があるかもしれません。
そろそろ年末を意識する季節になってきました。来年に向けて、戦略を立ててみようと思います。（この本はkindle unlimitedでも読むことができます）
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